父親「迷ったから一泊するね」
祖父「おけ」

父親「これから帰る、GPSだと松平山にいる」
祖父「りょ」

祖父「帰ってこない」
警察「遭難届けを出したほうがいい」
祖父「もう少し待つ」

祖父「やっぱ無理だから探して」
警察「どこで遭難したの?」
祖父「赤安山のような気がする」

警察「赤安山見つからない、ところで登山届は松平山だけど?」
祖父「赤安山の登山届もあるよ」
警察「わかったもう少し探す」

警察「赤安山いないし松平山も探す」
警察「最初に相談を受けたときにもっと深刻に捉えるべきだった」
祖父「警察を責めて時間が戻るならいくらでも責めますがもう仕方がないです。きょうその分をがんばってもらい2人をなんとしても見つけてほしいです」

祖父「実を言うと赤安山の登山届はわしが書いた」
祖父「あと最初に伝えていた電話の時間は嘘だった」
警察「……」

子供「くるちぃお」
父親「すぐ終わるからね……」