おれは地面と同化し、シックスセンスを含む全神経を研ぎ澄ませつつ待機した
当然境内だけではなく神社の周囲も注視、わずかな物音にも聞き耳を立てていた
デビルイヤーと称されるおれの耳はとても感度が良く、熱い息を吹きかけられただけで結婚を考えてしまうほどの地獄耳だ
故に目標がクルマやバイクでやって来たのなら、そのエンジン音などを聞き逃してるはずがない