この映画の良いところはセンセーショナルな「カルト教団の恐怖!」みたいな描き方じゃなくて、
まだ狭い視野の子供がよく分かってないままその異常な生活を送ってる様を描いてる所だな
子供も「あれ?もしかして少しおかしい?」と段々自覚する過程を見せてるからそこまでおかしな風に見えない
これは当事者の視点を視聴者にも感じさせる上手いやり方
あくまでも渦中の「それが普通だと思ってた人が感じる違和感」を見せている

で、特に何の触れもなくボロボロになっていく家や、離れていく家族、切羽詰まった様子で親戚の子を保護するという親戚等からその実態をうかがい知れる