◆重力のある宇宙船内でドテラ着た黒人がお出迎えするシュールな展開

さらに重力が増せば宇宙空間で計測した10秒の間に
高重力惑星の地表では8秒しか起こっていない事になりうる。
しかしそのくらい時間に偏差ができれば光の速度すら遅くなり
単位時間あたりに視界に入ってくる光が少なくなるため視野全体が暗くなっていく。

対して『インターステラー』で登場した謎惑星の時間の進みはどうだ?
宇宙空間で計測した10秒の間に0.0001秒くらいしか経過していないくらいの
異常なくらいの時間の流れの遅さ。
つまりその惑星で計測した10秒の間に宇宙では100000秒くらい経過しているレベル。

こんな途方もない高重力下なのに光の明るさも
重力も地球とほとんど変わらないというアホらしい環境だ。

作中では「あの星はブラックホールに近いから時間の流れが遅い!」
とかむりやり説明づけていた。
だがその星からせいぜい400kmくらいしか離れていない
上空の宇宙船と時間の流れが違いすぎる。
この程度の距離なら上空の船内の時間経過も惑星地表とさして変わらないはずなのにだ。
アホ臭いにもほどがある。

もっといえばブラックホールは原発炉心などまったく比較にならないレベルの
途方もない量の放射線を放出している。
だから時間の流れに顕著な差が生じるほどの距離に接近すれば
宇宙服など簡単に透過してあっという間に被曝して死んでしまう。
しかし誰ひとりとして放射線障害を受けた者はない謎っぷりだ。