マティスの件いまいち理解されてないよな
映画の描き方が悪いんだろうけど
慰めは『カジロワで起こったことの清算』というテーマは一貫していて
ヴェスパーの件は勿論だけど「マティスへのあらぬ嫌疑」という点もちゃんと含んでる
送金停止で窮地に立たされたボンドが頼ったのがマティスで、ボンドもメリットのない協力を何故してくれるのかと問うたら
「過ちを認めた者への敬意だ」と言う。これはMの助言を聞かず復讐に走るボンドが改心するきっかけにもなってる言葉

特に逼迫した事情もないのにたった2人で敵基地に乗り込むのは個人的感情しか理由がないなかで
乗り込む際に「マティスを覚えてるか!」と怒りを現わすのも、マティスの件をかなり怒ってることの表現
個人的事情に関してやり尽くした末にスッキリ顔で任務に戻る、というのは実はスカイフォールの原型でもある
慰めは今見ると評価点も多い