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3つの鍵-Tre piani-
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0026名無シネマ@上映中
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2022/09/18(日) 11:01:45.79ID:UpHENxf2
【星つけた際の個人的評価・好み】
総合点67pt/100pt 星換算★★★☆3.4
 コンセプト点 70pt/100pt
 ストーリー点 88pt/100pt ✨
 設定点    70pt/100pt
 キャスト点  62pt/100pt
 テンポ点   60pt/100pt
 演技点    64pt/100pt
 撮影点    78pt/100pt
 演出点    66pt/100pt
 セット点   80pt/100pt
 キャラデザ点 65pt/100pt
 衣装点    67pt/100pt
 音響/効果音点70pt/100pt
 音楽点    69pt/100pt
 ゾワゾワ点  68pt/100pt
0027名無シネマ@上映中
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2022/09/18(日) 23:16:44.40ID:hli6FOhA
イタリアの名匠ナンニ・モレッティが、イスラエルの作家エシュコル・ネボの「Three floors up」を原作に、同じアパートに住む3つの家族の素顔が、一つの事故を切っ掛けに次第に露わになっていく様をスリリングに描く。
ローマの高級住宅地にあるアパートに暮らす3つの家族は、夫々が顔見知り程度で、各家庭の扉の向こう側にある本当の顔は知らない。
或る夜、3階に住むジョバンニとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアの運転する車が建物に衝突し、一人の女性が亡くなる。 
同じ夜、2階に住む妊婦のモニカは陣痛が始まり、夫が出張中の為に一人で病院に向かう。
1階のルーチョとサラの夫婦は、仕事場で起こったトラブルの為に娘を朝まで向かいの老夫婦に預けるが、認知症の老夫と娘が一緒に行方不明になってしまう。
小さな選択の過ちが予想もしなかった家族の不和を引き起こし、彼らは怯え、恐怖と強迫観念に駆られ、しばしば極端な行動をとってしまう。
そして、そのことで自らを次第に追い詰めてしまう。
3つの家族の物語は、やがて互いに絡み合って一つに収斂されていく。
それは恰も壁で仕切られた各家庭が壁の外へ、外の世界へ向かっているように見える。
そして、そうして心を開くことが解決の糸口であると描いていると思う。
0028名無シネマ@上映中
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2022/09/19(月) 16:25:18.16ID:fxQVlIcw
その鍵を使ってはいけない・・・
探らなくてもいい真実もある。


自身久々ナンニ・モレッティの監督作。
前作の「母よ」は見逃してしまったので「ローマ法王の休日」以来10年ぶり。😵

イタリア🇮🇹ローマのお家柄事情。
&ご近所付き合いの在り方エトセトラ。
大変素晴らしい作品でした!
こうゆう作品大好きです😘。

3組の同じアパートに住むそれぞれの家族の葛藤、憤り、戸惑い、そして疑惑。
&『禁断の果実🍎』 😅
ナンニ・モレッティらしい重圧な演出に120分間釘付けでした。
(というか私は『4家族』だと思うんだけどなぁ〜。)

深夜、ふとした交通事故からそれぞれの家族の歯車が狂い出す。
静かにゆっくりと。
近所付き合いも円満でずっとうまくいっていたのに、疑惑と追及。真実に辿り着くために『何か』を犠牲にして生きて行く住民たち。
集合住宅の難しさ、『親しいけど所詮は他人』という人間が生活していく難しさをリアルに見事に描き切っている。

これは完全に男性は『父親』『息子』目線、女性は『母親』『娘』目線で見てしまう作品でしょうね!
特に『娘は隣人の爺さんに いたずら されたのでは?』の家族の父親の行動に一番 👀目が行ってしまった。
あの疑惑、疑念。怖いよね?
自分だったら気が狂ってしまう。

『隣人』との関係の難しさを描いているのと同時に 頼りになる良き友人家族 としても描いてくれているのが唯一の救い。
私も昨年 生まれ育った実家を引き払い長年お世話になった ご近所の方々にお別れの挨拶をしました。
私が、そして姉が生まれる前からのお付き合い。
その歳月 なんと52年!
本当に長い間 共に人生を歩んで来た ご近所の皆様方には感謝の気持ちでいっぱいです。

3家族のアンサンブルもとても上手く編集されていて 鑑賞中全く飽きることなく一気に見入ってしまう見事な構成。
カンヌ出品作だが、パルムドールをあげても良かったと思うくらいの作品だった。
私がもし審査員だったらナンニ・モレッティに監督賞をあげていたな。😅

芸術の秋、映画の秋に相応しい『お見事』と叫びたくなるような良作でした。😊
0029名無シネマ@上映中
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2022/09/20(火) 17:26:55.66ID:/h/lPlTT
これまじ面白い。

冒頭から、暴走車に人が吹っ飛ばされるし、そのまま車はアパートに突っ込んで、その部屋にいた女の子は間一髪助かって目をパチクリ。大笑いすべき展開なのに、なかなかシリアスめなテイストなのでそのシュールさがヤバい。しかも観たのが有楽町のヒュートラで客層がまともな人たちだったので、みんなクスリともせず無言でスクリーン見つめててそっちのシュールさもヤバかった。

その後も、とにかく不幸に次ぐ不幸。これはイタリア版「空白」じゃないか!「空白」が、不幸な人間たちの大暴れをスポーツ観戦のごとく楽しむ映画だったのに対して、本作はあくまでもまじめなテイストなので客観的にシュールさを楽しむ映画になってる。

あまりに不幸がつづいて、しかもこれからどうなるんだーって思った瞬間暗転して「5年後」って出てきたのには笑っちゃったよ。

でもただただシュールな映画ではなくて、それぞれの登場人物の成長とはいわないけど変遷みたいなのが見れて、観終わった時には、いい映画だったなーって思える良作。

ちなみに途中から登場するシャルロットちゃんがエロすぎる。出てきた瞬間からムンムンのフェロモン放出しまくってる。スクリーンのこっち側まで漂っきてるって!存在自体が犯罪級にエロい。まったくイタリアの警察はこんな子を野放しにしていていいのか!?
0030名無シネマ@上映中
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2022/09/21(水) 13:35:54.74ID:ZwHvZu3d
ローマの同じアパートに住む3家族に起きたある日の出来事をきっかけとした話。

原作は「三階-あの日テルアビブのアパートで起きたこと」で未読。

3階に住むのは交通事故を起こした男とその両親の裁判官夫婦。
2階に住むのは夫が長期出張中に出産し、一人で子育てをする精神的に不安定な女性。
1階は隣人の老夫婦に幼い女の子を預けた事から起きたトラブルの疑念に苛まれる夫婦。

と、もう設定からして面白いのは確実でしょ👍って感じだったのですが、3組の家族の話が個別に展開されていく10年という年月のストーリーを名匠モレッティ監督が見事な深層心理ドラマに仕立ててくれてます。

内容そのものが好みだったと言うのもありますが、非常に面白かったです。久しぶりに映画としての面白さを実感出来た作品でした🙆🏼‍♂

3エピソードとも良かったけど、おいおい、そっちに行くのかよって感じで特に1階のエピソードが好みかな😅

今日はアルバ・ロルヴァケルさん祭りでした。
2作とも少し病んでる系の役柄でしたが、このテのメンヘラ系はさすがの一言でどちらもお見事でした。
特別選んでるわけでは無いけど、自分の観るイタリア映画には彼女が出演してる事がかなり高確率🥰

原作も読んでみたいけど単行本しか出てないのですね😥
0031名無シネマ@上映中
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2022/09/22(木) 13:53:12.54ID:fzj2pgUX
イタリアの高級住宅街に在る一つのマンション。物語は夜の静寂の中にひっそりと佇むこのマンションを象徴する様な娘の懐妊と放蕩息子の帰還(交通事故)とで始まる。だが2つの事件は何かしらの因果を交換するものの実は交差していない。今作はこのマンションで暮らす3組の家族が織りなす濃密な群像劇である。生まれ行く生とあっさりと命を奪われる死とを相対して描く物語は、最初から人々の運命を徐々に狂わせていく。
3階に住む裁判官ヴィットリオは監督であり俳優でもあるナンニ・モレッティ自身が務め、妻のドーラ(マルゲリータ・ブイ)は愛する1人息子アンドレア(アレッサンドロ・スペルドゥティ)の転落人生にひたすら心を痛める。2階に住むモニカ(アルバ・ロルヴァケル)は陣痛が始まったものの、お腹の赤ちゃんの父親であるジョルジュ(アドリアーノ・ジャンニーニ)はここにはいない。1階に住むルーチョ(リッカルド・スカマルチョ)とサーラ(エレナ・リエッティ)
夫婦の仕事場は車が突っ込んだことで崩落し、娘を朝まで向かいに住む老夫婦に預けなければならない。交通事故の亀裂はアンドレアのムショ送りだけではなく、様々な人々の「孤独」を浮かび上がらせる触媒になるという実に見事な演出に画面から目が離せない。いわゆるキリスト教圏的な「受難」と「贖罪」の物語とを家族の意識のズレからゆっくりと浮かび上がらせていく。ナンニ・モレッティ特有の社会的には正常だが、ゆっくりとズレて行く登場人物たちの姿が思わず息を呑む。

 映画のルックそのものはミヒャエル・ハネケの『隠された記憶』に共通するトーンを感じさせる。ひいてはクロード・シャブロル的なブルジョワジーの退廃を描いているものの、それだけには留まらない。一見、社会的に成功した人々の綻びは血の通う息子や娘に家族の命運を託すものの、両親の願いは子供らにとっては負担としかならない。親世代と子供世代の認識の違いは思いの外深刻だ。娘可愛さで老夫婦を罵倒したルーチョの妄執も、我が子可愛さで法治国家の根幹を揺るがしたドーラの病巣も全ては「愛」で通じているはずだが親の心は子供には響かない。世代間に拠る意識のズレは時に男女間のSEXに纏わる心象をも変えてしまう。
0032名無シネマ@上映中
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2022/09/22(木) 13:53:17.26ID:fzj2pgUX
かつては仲の良かった兄と弟も、些細な出来事が原因で顔すら合わせたがらない。彼らの共通点は同じマンションに暮らしていることと、各々が裕福に暮らしていることくらいで、そのコミュニティは唖然とするほど曖昧なものだが、ルーチョは向かいに住む老夫婦を妄執し、罵倒する。その様子は無意識下に在る人間の「差別意識」を浮かび上がらせる。ヴィットリオがアンドレアの子供時代の留守録の声に固執する様や、失意の中でドーラが録音する心の声は濱口竜介の『ドライブ・マイ・カー』とも確かに共鳴し合う。だがアンドレアはまだ生きているのだ。ナンニ・モレッティの叙述スタイルはグランド・ホテル形式と言うよりも丁寧に糸を解しながら綴られる巧みなアンサンブル・プレイだ。誰が主人公でどの家族にフォーカスしていくのかわからぬまま我々観客を陶然とさせ、物語の深層へと導いて行く。

 今作の前の予告編を観て「えぇっ」と思わず声を上げてしまったが、何と今週末からナンニ・モレッティの傑作『息子の部屋』と並ぶ代表作である『親愛なる日記 レストア版』が公開されるという。これを機にナンニ・モレッティ再評価の機運が高まればと願うばかりだ。
0033名無シネマ@上映中
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2022/09/22(木) 19:47:24.58ID:DGGmJFP3
すばらしかった。
鍵を預けること、時間による融解。

隣宅に娘を預けたルーチョは猜疑心で暴走し(ルーチョは小児性愛者という分析があるがそれなら理解できなくもない)、隣宅の孫娘に騙され誘惑されて起訴される。ルーチョは鍵を開けること、託すことの危うさを体現している。

冒頭に車がルーチョの仕事部屋のガラスを突き破るのが最も暴力的な、鍵の向こう側へ出て行く方法を示しているのは、たいへん示唆的。ルーチョの娘が預け先の老人を「壊れている」と評するのもはっとさせられる。少しも壊れていない人物は誰か?

息子の拒絶と夫の他界に直面する、最も悲劇的といっていいドーラが終盤に、鍵の向こう側へ溶け出ていって世界を広げるシークエンスが心を揺さぶる。ドーラの表情でこの映画が終わるのはこれしかないという納得の構成。
0034名無シネマ@上映中
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2022/09/22(木) 19:47:30.00ID:DGGmJFP3
対象的なのは、夫の不在のなか独り乳児を育ててモニカが、母親と同じ道をたどって鍵の向こう側の世界を妄想で頭の中に生み出してしまうところ。モニカは娘ベアトリーチェの妄想の中で生き続ける。『ラストナイトインソーホー』を思い出す。

そこで、冒頭の事故の目撃者を探してドーラがモニカを訪ねる序盤のシーンが深く思い出される。一緒に乳児を沐浴させるのだが、終盤でドーラは夫に禁止されてきた入浴を通じて自我を解放していく。

誰にも言えない想いを、誰も聞かない留守番電話に吐き出す演出は『セイントフランシス』にもあったが、効果的だし、他に方法がないというどん詰まりを感じもする。連帯が必要なのではないか。

ドーラの解放、融解の過程のひとつであるラジオ投稿で紹介されていた街頭のタンゴが、終盤に物語の集合住宅前に現れるシーンが圧巻。ダンスとは自我と自我の融解の象徴であると思い至る。

苦しい場面のつづくこの映画で、いっとき険しい顔が綻ぶのは、モニカの娘でありドーラの沐浴を受けたベアトリーチェが、いつか帰ってくるモニカのために家の鍵をルーチョ宅に預けるシーン。

鍵のこちら側に拘束されている女性たちの悲劇と解放のはざまがテーマのひとつとも読める。スペイン留学へ発つルーチョの娘は、観客に希望をもたせてくれはする。

しかしモニカには、鍵を閉めたままだとこうなるという物語の役割があったとはいえ、どうにかなって欲しかった。正気に戻らなくても良いから、託された鍵をルーチョの妻サラ(物語で最も忍耐強くて正気な女性といえそう)から受け取って、帰って来てくれることを望もう。
0035名無シネマ@上映中
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2022/09/23(金) 22:40:33.01ID:CCIEZBrJ
ローマのあるアパルトマン。そのアパルトマンから身重の女が出てくる。彼女は車を捕まえようとするが、その車は暴走してアパルトマンに突っ込む。実はその車を運転していたのは、アパルトマンに住む裁判官夫婦の息子だった。車が突っ込まれた部屋の住人は、小さな娘を持つ夫婦だった。この三組の人物たちが絡み合いつつ、物語が進行してゆく…
ナンニ・モレッティは一貫してオリジナル脚本にこだわってきた人ですが、これはイスラエルの作家エシュコル・ネヴァの原作を脚本化したそう。原作にはないエピソードも加えて、かなりテクニカルだけど、誰もが共感出来る大人の話に仕上げていると思います。

ナンニ・モレッティ自身がこの映画についてメッセージを寄せている。
「私たちの行動ひとつひとつが、たとえ家庭のプライバシーであっても、将来の世代に影響を与えるものなのです。我々一人ひとりがこの事実を認識し、その責任を負わなければなりません(中略)この映画は、私たちの家庭の壁の外に存在する外の世界へ、心を開くように誘っているのです」

ナンニ・モレッティの作品は多分かなり観てきているけど、二回観た作品は多分『息子の部屋』くらい。僕にとって特別な作家ではなかったけど、この映画はもう一度観直すことになると思う。
0036名無シネマ@上映中
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2022/09/24(土) 00:23:23.49ID:gn5q6g8C
1つの事件をきっかけに別の案件で裁判沙汰になるなんて誰が予測しただろう。表面的には柔和だが1歩マイナスなことに足を踏み込めばその関係は崩壊。人間関係なんて案外そんなもの。

いや、しかしねアンドレアよ、自身の起こした事件に謝罪するどころか法曹界で働く両親のコネを使おうなんて、でもこの両親はまともだったから筋の通った成り行きになりとりあえす宜しい。
シャルロットもおっかない。幼気ない女子を武器にして!
年月が経過すれば少しはマシになるのかな。考える時間、距離を置く時間、成長する時間。プラスになる結果なら時間を要しても仕方ない。
特にアンドレアとドーラにはとてもそれが重要だった。そこにヴィットリオがいなかったのがもどかしい。
終盤のちょっとした道中のダンス。それを眺めるそれぞれの家族。そこにはなんとも言えない、温和な空気が感じ取れる。

表現しづらい描写を巧く描いた、さすがN.モレッティ!
0037名無シネマ@上映中
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2022/09/24(土) 16:15:56.81ID:VRK0ncIb
出だしから凄い、つかみが完璧な映画。
短い時間の中で幾度も「喪失」「再生」という言葉が浮かび消えていき、血の気の多い話かと思えば静謐の極みだったりと、唐突な事象に淡々と見舞われる登場人物たち。
3つの家族が織り成す物語構成にモレッティ監督のワザあり。
0038名無シネマ@上映中
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2022/09/25(日) 16:54:34.33ID:POMDCHF2
タイトルを覚えていなかったから、映画が始まった時に「トレ」と表記されて、「3」だな、その後の単語は知らないなと思って見た。

劇場にはお爺さんが多く不思議だった。

映画館の椅子に虫がいて座ってから首を刺されたり、それから手、足と徐々に痒くなりながらの干渉でなかなか久しぶりの体験。
友達の家に行った時も一人だけ虫にやられた事があって、友達は全く刺されていなかった事があったので、私以外の人は特に虫には刺されていないのだろう。

外国人の顔と名前とを覚える事に時間を費やした為、初めの方はおざなりな見方になったが、この部分が結構大事だったんだなと後から気づきもったいなかったと思う。
登場人物の顔と名前は覚えてから見たほうがよかった。

おじいさんが馬になる遊びはそんなにおかしい事だろうか?(日本人だからセクシャルなことの境界が曖昧だから、おかしさに気づかないといった類の事なのだろうか…)
ほっぺにキスを要求する事は父もよくやっていた。
あの父親の決めつけた誤解はどこから来るのだろうと不思議だった。

子供を預けた理由がジムへ行く事なのも地味に注目ポイント。

一人で子供を育てている女性の子供がかわいい。
兄からもらった子供をあやすおもちゃもかわいい。
かわいい空間なのに一人で怒っている夫。
足が微妙に動く赤ちゃん。平和。

一歳もかわいかったし5歳もかわいかった。

母親と娘が目を合わせて笑うシーン。これがよく分からなかった。
二人は父親に内緒でよく会っていて、楽しくやっていたのだろうか?

バスタブもドレスも大事よね。影響されて、見る前にいいなあと思っていた服を映画を見た後に買いそうになった。

あまり説明がなく出来事を見せるスタイルなのが見やすい。

ピアノの音がヒッチコックのめまいを思い出させた。(見たことないのだけど。)

書いてたら昨日刺された虫跡が痒くなってきてしまった。

感想を書いた後他の人のコメントを読んでいると、小児性愛者なのではとの分析があるとのこと。私もそう思った。自分の中にその発想がないとそうは思わないと思う。
だからジムへ行く必要があったのだろうと思う。
0039名無シネマ@上映中
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2022/09/26(月) 02:28:59.32ID:LmOFZYPC
予告を見て気になった作品。
同じアパートに暮らす3組の家族が織りなす、なかなかクセの強そうな群像劇の予感。
長年アパート暮らしの身としては見逃すことはできませんな。

ローマの、とある3階建てのアパートには各階に一組ずつ家族が暮らしていた。
ある日、3階に住むジョバンニとドーラ夫妻の息子アンドレアが飲酒運転をし、陣痛が始まり病院に向かう途中だった2階に住むモニカを避けた先で夫人を轢き、1階に住むルーチョとサラ夫婦の部屋に突っ込んでしまう。
事故の処理のため、ルーチョらは隣のレナート老夫婦に娘のフランチェスカを預ける。
後日、またいつものようにフランチェスカをレナートに預けると、夜ルーチョが帰る頃に部屋からいなくなってしまう。
いつも娘と行く公園にレナートといたものの、レナートの様子がおかしい。
レナートは認知症になりかけていることがわかり、娘には何も無かったのかとルーチョは気が気でなくなる。
ジョバンニ夫婦はアンドレアの進退を案じ、モニカは母と同じ強迫障害が自身も発症しているのではと疑い始めるなど、それぞれの家族に同じアパートの住民には言えない秘密があった。

なるほどこれはこれは、事前の情報収集が足りず、てっきりゆったりと進む群像ドラマを予想していましたが、序盤から急激に展開されていくドラマに圧倒されました。

あくまで舞台を一軒のアパートに設定していたのみで、各家族間にリンクは無いのですが、アパートであることを考えると、このぐらい距離が空いている方がリアリティを感じますね。
0040名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/09/26(月) 02:29:14.75ID:LmOFZYPC
原題は『TRE PIANI(3階建て)』ということで、邦題の「鍵」は本来無かったわけですが、個人的には「鍵」というのもまさに“キー”だったなと感じました。
物語は10年前に始まり、5年後ずつストーリーを展開させていましたが、時間が経って鍵が閉まってしまった秘密は、時間が経っても家族の絆という鍵で開くのかなと思います。
淫行に至るまでにありもしない真相を追い続けたルーチョ、ジョルジョの兄との確執に振り回されていただけでなく強迫障害の影に覆われ続けていたモニカ、罪を犯しても反省の意思を見せず家を出て行ったアンドレアの真意と、普通の対人関係では平行線を辿ってもおかしくはない問題の数々が、家族の絆が恒久的な繋がりだからこそ、いつか鍵は開くのだと思いました。
0041名無シネマ@上映中
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2022/09/26(月) 15:15:01.98ID:N8dTsj34
ヨーロッパ映画の底力を見せられた。
重厚でシリアス、そして格調が高い。
色々な解釈があるみたいやけど、この映画は、僕達のイタリア映画のイメージを全否定する映画やね。
男は色男で、やたら女の子を口説いて、みんな大家族で隣近所も仲良しで、母ちゃんは子供思いで働き者で一番強い。

が、そんな場面はありません。

ココに描かれてる男性は、従来の男性的価値観を、ことごとく女性に全否定されてる。
1階のルーチョは同じアパートの住人の孫娘と関係を持った事で裁判所に訴えられ、嫁と娘には別居される。
3階の裁判官で権威の塊みたいやった父親は事故を起こした息子に拒絶され、母親には死後に「自由になった」と思われ、田舎で養蜂家をしている息子夫婦と新しい人生を歩む。
2階の夫婦の夫は仕事にかまけて育児を母親任せにし、2人目の子供を出産後に子供を残したまま妻に家出される。
散々な男達。

唯一、裁判官の嫁が大家族で食卓を囲むシーンがあるが、同じテーブルに着くのはボランティアで世話をしてる移民の人達。
そしてルーチョの娘は高校卒業後に海外に留学する。
母親が家出した娘は母親代わりに、まだ幼い下の子の世話をしながらも母親の帰りを待つ。

1つの事件をキッカケに同じ高級アパートに住む3家族の一見、関係ないと思われる、別々の物語が同時進行的に描かれる。
しかし、そこで露わになるのは時代の変遷と旧来の価値観の中で生きるしかない男性達の姿と変化し自立する女性。

クラシカルな映像と拡張高く重層的でありながら、鋭く現代的なテーマを投げかける。

まさに映画でしかあり得ない今年を代表する見事な傑作です。
0042名無シネマ@上映中
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2022/09/27(火) 22:04:15.89ID:fYUVb1Nt
ある集合住宅の3家族の映画。
2階に住む妊婦は産気づいたが夫が出張中の為に一人で病院に向かう。その時3階の息子が、飲酒運転で人を轢き殺して、さらに一階に突っ込んで壁を大破、一階に住む少女はギリギリ無傷で済んだ。 ところから話が始まり、色々な出来事があり5年、10年、、と時が過ぎて行く。

飲酒運転のガキは最終的にはすこし反省したみたいだが、自分のせいではない的発言とか親に頼っている割は親に歯向かう駄々っ子ぶりに原がたった。
1階の夫婦が向かいの老夫婦に娘を預けて、勝手に娘に悪戯されたと思い込むところもかなり腹がたった。
それでいて老夫婦の孫を抱いてるし。
0043名無シネマ@上映中
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2022/09/28(水) 23:13:49.18ID:2CUNf5zz
静かな日常がある出来事をきっかけに思わぬ方向へと進み、掛け違えたボタンのようになっていきます。
3つの鍵つまり同じアパートの3つの家族の鍵の向こうの物語なのだけど、どれも自分に当てはまるところがいくつかあるし、こういう作品、ほんっとうにありそうでないんだよねぇ、と思いました。

特にモニカの心理描写、行動、とても上手に描けていると思いました。ああいう事って本当にあるから、出産直後は。ホルモンバランスが急激に変わって窓みたら飛び出したくなったり、子ども置いて出て行きたくなったりするんです。そしてあのカラスを出すところも。神経衰弱ギリギリの状態をよく表していると思います。

認知症、親子関係、父親の役割、母親の役割、精神を病む手前の心理状態、若い女性の心理などなどみどころ満載。でもイタリアでもやっぱり人は苦しみながら、でもまた立ち上がって生きていくんだなぁ、と思いました。

最後に絶縁された息子に会いに行く母の花柄のワンピース、息子の笑顔、うまい終わり方だなぁ、すごいなぁ、モレッティ監督、と思ったのでした。最後に救われました。
0044名無シネマ@上映中
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2022/09/29(木) 13:00:37.01ID:nHkZFkMz
この話どうなんの??っていう面白さはあったし役者さんたちの表情はなかなかによかったが、監督の「弱い男に寄り添ったぜ」ってかんじが透けてみえるいくつかの展開はいややなあ。
無表情、物言わぬ女を出すのはやめてほしい。
いつもサポートする良き妻みたいな姿を映すなら理由を教えてくれ。

一番社会的にはアウトな、刑務所帰りの息子に、最後少し感情移入してしまった。
自分の寂しさや愛情を押し付ける両親から離れたい気持ちはわかる。

いきなり移民排斥の暴動が差し込まれたり、
踊り出したりも、?でした。

女性として生活することの大変さに頭がクラクラする今、
友達の言葉で、すくなくとも、女の視点で世界を見直すことができることに力をもらった。
0045名無シネマ@上映中
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2022/09/30(金) 19:15:25.41ID:hD4jZBua
イタリア映画に詳しくないのと、ナンニ・モレッティ監督の作品も今回観るのが初めてだ。
ただ、冒頭からジワジワと、物語の語り口の巧さに引き込まれていき、中盤からは、そのスムーズな話し運びに、溜息が出た。

久しぶりに、一切のストレスがなく、また作品に対しての忖度もなく、集中して映画を楽しめたかもしれない。
…もちろん、色んな心身のコンディションも関係はしてくるが、本作は「完成度」によって、作品のテーマ自体の苦しさはあれど、元気を貰えた作品でもある。

主要な登場人物は、3階建てのアパートに住む3組の家族。
裁判官の夫婦とその息子。
出張で留守がちな妊婦とその家族。
共働きの夫婦と、その娘。

作品のストーリーについては、明記しない。
本作が、映画として素晴らしいと感じたのは、現代的な「イシュー」については勿論、取り入れられてはいるが、そこに重きを置かずに「ストーリーテリング」に徹しきったところにある。
「同じ建物(家)」でありながらも、隔てられている「アパート」の中で、それぞれに閉じ込められた生活と、心の動きがあって、顔や名前を知っていても、その抱えているものは交わらない。
「家族」という共同体同士にこそ「関わり」が存在する。
しかし、関わりが存在したとしても、それは全てが「他者」に過ぎないからこそ、出来事に対しての感じ方、そして感情の発露が食い違っていく。
その残酷さ、あるいはその絶対的な「寂しさ」の中に、本作はそれでも「共同体」としての家族の繋がりを描いてもいる。
溢れ出た感情は、時に間違った方向に進み、そのことが現実の苦悩の原因になってみたり、或いは、社会的な立場も危うくさせる。
それによって、家族という共同体は崩壊してもおかしくない状況に陥る。
しかし、本作では、そこに何の躊躇いもなく「何とか現実を生き延びていく」という様を、ごく自然に描写していく。
0046名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/09/30(金) 19:15:39.77ID:hD4jZBua
5年ごとに、進められていく時間の中で、様々な出来事が「後を引く」一方で、それらが「死」であったり、大人になることであったり、人生の形が成熟していく中で、幸福なことも、そうでないこともシームレスに「進行」していく作劇が見事。

最終的には、どうにもできない「人生」の中で、幾度となく感情に振り回され、持て余しながらも「許し」と「受容」によって帰結していくスムーズさに「映画を観ている」という感触が強くあった。
「映画」はやはり、ストーリー過多、ディティール過多な、雄弁な語りよりも、本作のように描いている感情の多層さを、正解として提示しないことによって「人間らしさ」に結実するものだ、というようなひとつの規範を観たような、そんな気がしてくる映画だった。
0047名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 00:59:02.98ID:PAIA2XO2
もう上映終了したかと思っていましたが、間に合いました!ふぅ…良かったぁ(汗、ぬぐう)

同じアパートに暮らす3組の家族の物語。
挨拶程度の日常が、ある晩、3階に住む裁判官夫婦の息子が起こした死亡事故によって、不穏なものに変わっていく。

この作品では、淡々と、人の死や新しい命の誕生が描かれる。泣き喚いたり、ひどく取り乱したりといったシーンもなければ、新しい命に喜び爆発ということもない。

ただ、それを受け入れながら日々の暮らしが続いていくだけだ。

親の在り方もそれぞれの家族ごと、そして夫、妻の個人においても違っている。家族には小さい集合体ながら揺るぎない文化が宿っているものだ。

時に、子はまるで親の所有物かのように扱われることがあるように思う。全くの違う個人であることは無視され、話さなくても考えていることは分かる、こうすれば喜ぶといったある種の傲慢さと無関心が、いつの間にか大きな溝を作っていく。

そして、気付いた時には、楽しく過ごせたはずの膨大な時間を無駄にしているのだ。

家族には「甘え」が付きもののような気がする一方で甘えられる存在であるべきだ。しかし、近過ぎても軋轢が生じるし、遠過ぎても寂しい気がする。

…とまあ、なんともぼんやりとしたレビューになってしまったが、本作を観て、家族に対してドライなわたしだけど、それについてちょびっとだけ深く考えました。
0048名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/02(日) 14:00:23.76ID:TvHJIQ/z
厳密には、息子が事故を起こした裁判官夫婦、娘を老夫婦に預けていた夫婦、老夫婦と娘と孫娘、子育てに明け暮れる妻と旦那とその兄の4つの家族の物語でしょ?

まぁ、老夫婦+預けた家族でひとつの物語ってことなんだろうけど
0049名無シネマ@上映中
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2022/10/02(日) 18:42:42.69ID:yJ6nM+qL
見応えあった。すごく疲れた。

特に認知症の隣人に娘がイタズラされたのではという妄念に取り憑かれた父に焦点を絞る。あの人を擁護するつもりはないがただ、ああやって固執してしまう気持ちはわかるんだよな〜わかる。そしてそれにより一人暴走して孤立してしまってる感じも身に覚えがある。あイタタタ。

考えを変えること、執着心を手放すこと、は持ってる性格もあるし人によってとても難しいんだよな〜。特にこのような「疑い」に関しては。しかしこのタイプ、生きづらいよな〜。

10年間ずっとこれにとらわれてるなんて時間がもったいないし、辛すぎる。ほんと〜に、解決して(?疑惑が晴れて)よかったよね。
認知症の人に預けるのどうかと思うけれどね〜。そもそも選択を間違えたよね。で↓監督の

「親であっても、やっぱり間違いは必ずすると思うのです。だけど自分がとってしまった行動、親としての自分がとった決断ないし行動のもたらした結果というのも含めて、責任を負うということはどういうことなのか、なんなのかというのをこの映画でやりたかったのです。」というお話、これが全てだと思う。
0050名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/03(月) 00:24:09.84ID:Y0QW0/lM
3つの鍵🎦観ました。

私はこれ、
大好きな作品でした。
marucoがこれを言うと、
「それやったら止めときましょう!」、
そんな声があっちこっちから聴こえて
きそうですが…、

とりあえずは本作
一瞬ヘア(下の)が出ます見えます。
土手と呼ばれる辺りです。
18歳のきれいな女性です。
安心して下さい婆ちゃんと違います。
そしてこれがまたお乳丸出しです。
残念ながらかなりの貧乳です。
ほんまに観たときはね、
「ありゃりゃ…、」と思いました(笑)

そしてそして、
本作は基本同じ建物に住まう3組の家族の在り方を問い、糺す、物語です。
この3組の家族がある日を境に
些細な選択の過ちから、
大きくどうにもならない苛酷な運命へ
誘われることとなります。

大人の女性達がとても美しかったです。
私は裁判官夫婦とその一人息子との
確執そして確かな再生の予感が心から
嬉しかったです。
とにかく再びの大好きな作品との
めぐり逢いに感謝します。

3組の家族たちはそれぞれにとても
繊細に見応えのある物語を綴ります。
私は本作の仕舞い方も好きでした。

とあるシーンに
中身が半透明に見える瓶詰めが
差し出されます。
私はこのとき思わす泣きました。
心が胸が熱くなりました。
そしてこの瞬間に、

【3つの鍵】に出逢えて良かった❤
観て良かった❤

つくづくそう思いました。

キットマタアワセテクダサイ
0051名無シネマ@上映中
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2022/10/03(月) 15:15:40.60ID:7FBq8Xxk
長文コピペ鬱陶しいな
0052名無シネマ@上映中
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2022/10/03(月) 21:25:35.15ID:Whhpt//q
シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆★★
・雰囲気: :☆☆☆☆★
・個人的好み: :☆☆☆☆☆

とにかくテーマ曲と雰囲気が好み。こういう雰囲気の映画大好きです。3つの家族は基本的に交わることなく話が進行していきますが、それぞれの家族の直面する困難は現実世界でも起こりうるもので、他人事とは思えませんでした。

最初の交通事故のシーンが大なり小なり3つの家に影響を与えていくのですが、このシーンが素晴らしい。有無を言わさない感じで轢き飛ばされる被害者、家に突っ込んだ後に車の前に無表情で立ち、ドライバーをじっと見る少女。作中で大きな意味を持つシーンだけに印象的。
作中で頻繁に使われていて、予告でも使われているBGMは不穏な印象があるのですが、ラストで3つの家族の状況が一旦落ち着く際に初めて、実は明るいBGMなのだと気付かされる演出が見事。
0053名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/04(火) 12:19:28.20ID:k6TV7uHh
てか長文コピペしか居なかったでござるw

まあ謎も残さず最後にダンスでエエジャナイカエエジャナイカと綺麗に終わったので、あまりぐだぐだ語ることは無いけれども
0054名無シネマ@上映中
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2022/10/05(水) 20:04:15.57ID:I4QnUzaa
家族の群像劇である。嘘を吐いたり被害妄想を膨らませたりする大人たちと、自分勝手で意外に強かな子どもたち。父親や母親と息子、夫婦と隣人夫婦、夫と妻。それぞれが互いに不信感を募らせて、関係性が危うくなる。しかし中には常識を持つ大人たちもいて、崩壊しそうな関係を執り成そうとするが、一度でもヒビの入った関係は、二度と元には戻らない。
 被害妄想は恐ろしい。正常な判断ができなくなる。戦争を始める人間たちの動機の何割かは被害妄想に由来すると思う。他国が攻めてきたらどうするか。そう考えて軍事に金をかける。しかしいつ攻めてくるか分からない。ならば攻められる前に攻めてやろう。すでに冷静さを失っている。

 娘が被害を受けたかもしれない、あるいは父親からずっと被害を受けてきた。いずれも妄想である。しかしその妄想に支配されてしまった人間は、もはや歯止めが効かない。いつまでも相手を恨み、憎悪し続ける。人生は大幅に狭められるが、そんなことを理解できる精神状態にない。
 反論ができない正論を言い続ける父親は、人間の愚かしさを理解していない。裁判官は現実よりも想定の中で生きている。法は理性だ。理性から逸脱しないことが我々の道だと説かれても、息子には父親が自分を追い詰めているとしか感じられない。父親はそれを自覚しないままだ。
 夫の出張が本当に仕事だけだとは、妻は考えていない。性欲の強い夫が長期間の禁欲生活ができるはずがない。疑念が浮かんでも、否定するしかない。そうしないと生活が危うくなるからだ。騙されているかもしれないという被害妄想は、次第に妻の精神を蝕んでいく。

 本作品は愚かな人間たちを描いているが、決して他人事ではないと思う。同じような愚かさは誰もが持っている。かろうじて理性によって抑制しているが、少しでもタガが外れたら、何をしでかすか分からないのだ。被害妄想の恐ろしさはその不寛容にある。他人を許さない。そこに人間の不幸があるのだが、人類はいつまでもそれが理解できない。
0055名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/07(金) 05:49:23.49ID:YanXLCRh
ある交通事故をきっかけに、ローマの高級住宅地にあるアパートを舞台に、三つの家族の人間模様が変化していくのだけど、思ったほど嫌な話ではなかった。どの家族にも子供がいるのだけど、子供の人生は子供の人生で親がどうこうできるものではない。また、親の人生もいつ何が起きるかわからないし、今の状態がずっと続くわけでも無い。「時間が何よりも薬になる」とか言うけど、時間が癒してくれるものは確かにあるかもね。
0056名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/09(日) 02:35:23.10ID:wufDzqiE
・最初に事故を目撃したモニカは多分統合失調症なんだと思うのだが、ラストは娘もその症状があることを描いていた気がしてちょっと切なくなった。
・登場人物多めだが、外人さんの顔の見分けがつかない僕でも特徴ある方々ばかりだったので分かりやすかった。特に髪色。
・父親の思い込みによって沢山の人を巻き込んでしまう所は見ていて痛々しかった。娘を見守る難しさ。
・事故を起こした息子の成長はすごくあった。基本この映画は親目線で描かれているので息子に何があったのかは分からない部分が多いのだが、親が知らないところで子供は育つ事を伝えてくれる。
・タイトルにある3つの鍵とはなんのことか。出てくる家庭は判事夫婦、夫が単身赴任に出ている夫婦、老夫婦、そしてその老夫婦に娘を預けた夫婦の4つの家庭。各家庭の物語は他の3つ家庭によって紡がれていく。
0057名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/11(火) 06:27:02.28ID:c4Bo6Dwm
え、めちゃよかったんですけど…。暗い話ばっかりつづくけどどの人もだれかを愛するばかりに起こったできごと。

どのエピソードもABからひとつ選んで、その結果望まない方へ転がっていく。そりゃアンタが悪いわって話もあれば究極の選択もある。

人生はひたすら無意識の選択の連続だ。おそらく良かれと思って選び、最悪を望んで選ぶことはない。なのに、なぜか思うようにいかない。予想外のことが起こる。その理不尽さ。しかし、その反面第三者が予想外の幸せを運んでくることもある。

ただ、精神の病気で薬飲んでると思われ、飲酒で人が亡くなった家族のエピソードは、他と一緒に並べてはいけない気もした。レベルが全然ちがうと思ったな。

終盤のあるシーンからものすごく泣いてエンドロールまで泣き続けた。でもその理由を言葉にするのはむずかしい。でも生きてくってこういうことなのかもしれないな。コレ、たぶん日本人にはこんな風に描けないだろうなぁ。イタリアだなー。と思った。
0058名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/14(金) 05:08:10.99ID:wpPfS1gM
【鑑賞のきっかけ】
このところ、エンタメ系娯楽作の鑑賞が続いていたので、じっくり人間ドラマを楽しみたくなり、チョイスしたのが、本作品でした。

【率直な感想】
<3つの家族の物語>
家族をテーマにした作品は、昔からありますが、新しいところで印象的なのは、「万引家族」(是枝裕和監督)と「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)の2作品でしょうか。
これらの作品は、ひとつの家族に焦点を描いていますが、本作品は、ひとつの共同住宅(アパート)に暮らす3つの家族を描いています。
前記2作品との大きな違いは、前記2作品は、「とても個性的な家族」であるのに対し、本作品の3家族は、いずれも、「ごく普通の家族」であるということ。

<3家族の構成>
一番目の家族は、父母と息子の3人家族。ある日、息子が自ら運転する自動車で女性を轢いて、死亡させてしまう…。
二番目の家族。夫が仕事で長期間の出張で家を空けている時、妻が陣痛を起こし、娘を出産。たった一人での育児に不安を感じ始める…。
三番目の家族。父母と幼い娘の3人家族。娘を向かいの部屋の老夫婦に預けていたら、娘が老夫婦の夫と迷子になり、無事発見されたが、父は、老夫婦の夫が娘に悪さをしたと疑念を抱いてしまい…。

舞台は、ローマということで、イタリアの話なのですが、どの家族も、子どもがいても、基本一人っ子というところが、今の日本と全く同じで、これを日本の世帯向けマンションに住む3つの家族と置き換えても、違和感なくお話として成立するように思えました。
また、この3つの家族の物語は、それぞれがどこかで交錯するのですが、深い関係ではなく、ご近所さんとして、挨拶くらいはするけれど、それほど深入りする訳でもない、という今の日本の近所づきあいと同じで、この辺りも違和感がありません。
0059名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/14(金) 05:08:26.35ID:wpPfS1gM
<物語の展開>
それぞれの家族の転機となったことを記載しましたが、その後の展開はネタバレになるので記載はしません。
ただ、気をてらったものはなく、「こういうことってあってもおかしくないな」という展開であるものの、私はそこにこの作品の質の良さを感じました。
3つの家族はそれぞれ、「特別に幸福な訳でもない。だけど、特別に不幸という訳でもない」そんな家族なのです。
だから、それぞれの登場人物に対し、自分だったら、どのように考えて、どのように行動するだろう、と感情移入しながら鑑賞できます。
その点がこの作品で一番評価したいところです。

<ラスト近くで>
3つの家族の接点は希薄と書いたとおり、3つの家族が一緒の画面に映るシーンは基本的にはないのですが、一箇所だけ、ラスト近くで、住んでいるアパートの前の道路で、あるパフォーマンスが繰り広げられているのを知って、3つの家族のすべてではないですが各家族最低1人が、玄関を出た場所で、横に並んで、そのパフォーマンスを一緒に眺めるシーンがあります。
この時、それぞれが、とても幸福な顔をしていたのが印象的でした。
そして、その後、物語は、それぞれの家族が、それぞれの道を歩んでいくシーンで終了します。
それは、特別にハッピー・エンドというほどでもないが、ある種の希望のようなものが感じられるものでした。
この絶妙なバランスが素晴しい出来栄えと感じました。

【全体評価】
家族を中心とした人間ドラマに制作するなら、こういう風に演出するのだよ、というお手本のような作品でした。
ただ、上映館が少なく、私は、たまたま電車で1時間くらいのところで上映していたので、劇場鑑賞できたのですが、もっと上映館を増やして多くの方に鑑賞していただきたいな、と感じさせる作品でした。
0060名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/21(金) 22:35:00.87ID:iCziD77N
普段はあまりそういう観方をしないけど、ついルーチョに感情移入してしまってツラかった。
終盤のフランチェスカの言葉で、彼と全く同じように泣き崩れたかった。

自分以外の男はとんでもない獣だと思っている。
そしてそう思うからには自分は常に理性を保っているつもり、でもいざとなるとどうなってしまうのかは危うく、もはや自分のコントロール下ではなくなってしまう感覚の手触りも知っている恐怖。
男が場合によっては人生ごと滅ぼすようなヘマを犯すのは常に、下半身に支配された時。
だから性は恐れるべきものであり、過剰なまでの忌避や嫌悪の対象にもなりうる。

と、かなり自分に寄った観方をしてしまったけど、これはそういう映画なんだと思う。
群像的でいて、その集束がカタルシスを担うタイプではなく、観衆がそれぞれに自分や社会を重ねて観るタイプの映画。

そういう意味では男に関してはよくわかってるなと思わされたが、女に関してはイマイチか。
ステレオタイプな「ステレオタイプを破る女性」という印象は拭えず。

カメラが若くてびっくりしつつ観やすかった。
情報量が多いし時間の流れも描かれるせいで、長く感じたけど退屈はせず。
0061名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/22(土) 08:57:06.35ID:54FstopM
ローマの高級住宅街。同じアパートに住む3つの家族。顔見知り程度の隣人たちの扉の向こう側の顔を誰も知らない。ある夜の交通事故をきっかけに、それぞれがした選択が、次第に彼らをぎりぎりの淵まで追い詰めていく…というストーリー。


3つの家族の話が同時進行で描かれる。

裁判官夫婦と息子の確執、夫と離れて暮らすワンオペ妻の孤独、2家族の裁判にまでなる争いの3つ。

どの家族の話も重苦しく見応えがあり、映画3本見たかのよう…💦

どの家族も"夫"が身勝手過ぎてイライラさせられっぱなし😠💢

年月を経て、最後にはそれぞれの家族みな希望が感じられる表情で良かった。
どの家族もいろいろあるよね…と思うのでした。

ナンニ・モレッティて、監督、脚本、出演もしてるのね❗お初モレッティでした。

濃密な家族ドラマを見たい方にオススメ。
0062名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/25(火) 18:13:30.78ID:jtPM6O4w
同じアパートに住んでいてもよそのうちのことはまるで知らない。密室とも言える家庭の中で交錯する愛憎のお話。
緻密に出来ているとは思います(何様😅)
けど3つの家族の映像が小間切れに現れて、時間も5年後とか10年後とか。最初子どもだった子が十代になり大学生になり、赤ちゃんだった子が少女になり、混乱😔さらに老夫婦の孫もいて登場人物の名前が覚えられなかった😓
1階の夫婦が向かいの老夫婦に娘を預け、娘がじいさんに犯されたのでは、と検査で白と出てるのにしつこく疑い罵倒する父親は一方で老夫婦の孫(未成年・処女)の誘惑に我慢出来ず💦こいつはダメ🙅(この孫は何故このおっさんがそんなによかったのかナゾ)
3階の妻は洋服まで夫に選んでもらっていたのが(そんな人いる?)今までなら絶対着なかった華やかなワンピースを選ぶところの心の変化と新しい人生への第一歩、息子が幼かったころの留守電メッセージの声を聴き「可愛かった息子~」と涙する母親の悲しさ、最後の大人になった息子との和解の兆し、などにはジーン。彼女がだんだん魅力的になっていくのも良き。
2階のワンオペ育児の母親については夫の兄を出さなくてもいいような…あるいは兄は彼女の妄想なのかも。
ひと言で言えば「人間だもの…」な物語。3つの家庭にはほぼ交流はありません。
0063名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/26(水) 10:41:06.76ID:UVmlOta2
同じアパートに住んでいてもよそのうちのことはまるで知らない。密室とも言える家庭の中で交錯する愛憎のお話。
緻密に出来ているとは思います(何様😅)
けど3つの家族の映像が小間切れに現れて、時間も5年後とか10年後とか。最初子どもだった子が十代になり大学生になり、赤ちゃんだった子が少女になり、混乱😔さらに老夫婦の孫もいて登場人物の名前が覚えられなかった😓
1階の夫婦が向かいの老夫婦に娘を預け、娘がじいさんに犯されたのでは、と検査で白と出てるのにしつこく疑い罵倒する父親は一方で老夫婦の孫(未成年・処女)の誘惑に我慢出来ず💦こいつはダメ🙅(この孫は何故このおっさんがそんなによかったのかナゾ)
3階の妻は洋服まで夫に選んでもらっていたのが(そんな人いる?)今までなら絶対着なかった華やかなワンピースを選ぶところの心の変化と新しい人生への第一歩、息子が幼かったころの留守電メッセージの声を聴き「可愛かった息子~」と涙する母親の悲しさ、最後の大人になった息子との和解の兆し、などにはジーン。彼女がだんだん魅力的になっていくのも良き。
2階のワンオペ育児の母親については夫の兄を出さなくてもいいような…あるいは兄は彼女の妄想なのかも。
ひと言で言えば「人間だもの…」な物語。3つの家庭にはほぼ交流はありません。
0064名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/27(木) 00:19:33.67ID:iPrPE1Xw
どの家族も夫(息子も)に振り回されてて妻(娘も)かわいそうだった
イタリアの女の人は気性が激しいイメージがあった偏見でした

ある程度親交のある相手と頬でキスするのは文化なんだろうけど、わたしは生理的に無理だなとこの映画を通して気づいた
そのおじいちゃんのキス、そのおじさんのキス"安全"ですか❔の気持ち

マンション?のエレベーターが素敵すぎて住みたくなった
0065名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/28(金) 08:36:50.12ID:SPXtb7AF
ある晩、アパートに車が衝突した際、巻き込まれた女性が亡くなる。事故を起こしたのはアパートの3階に住む裁判官夫婦、ヴィットリオとドーラの息子アンドレアだった。事故が起きた夜、2階に住むモニカは陣痛が始まったため、一人で病院に向かう。一方、1階に住むルーチョとサラ夫婦は向かいの老夫婦に娘を預ける。


1つの交通事故がきっかけで、そこのアパートに住む3家族(4家族とも言えるかな)の物語が群像劇の形でそれぞれ繰り広げられます。人によっては、あちこちストーリーが進むので、戸惑う流れでもあるかもしれません😅
3階には事故を起こした男性とその両親。
2階には事故現場にいた出産を控えた女性と出張が多いその夫。
1階には自分達が用事があるため隣人に娘を預ける夫婦。
3階の男性アンドレアの両親は共に弁護士でアンドレアは自分の事故を両親に何とかしてもらおうと働きかけますが、父ヴィットリオは「罪は償うべき」と突き放し、それから両親と息子の確執が…
2階の出産を控え、それから女子を産んだモニカは、自分の夫ジョルジョが兄ロベルトと仲が悪く、その関係に左右され、そして、子育てをしながら、精神病んでいる実母に自分の将来を重ね合わせて、どんどん追い込まれていきます。
1階のルーチョ・サーラ夫妻は自分の用事のため、娘フランチェスカを隣の認知症の疑いがあるレナートのところへ預けますが、ルーチョがある行動でレナートがフランチェスカに手を出したのではと疑いはじめます。
それだけではなく、娘のことで何か手がかりが掴めるのではと、あてにしていたレナートの孫娘シャルロットが誘惑してきて望まない関係を持ってしまいます。
それぞれの家族の中の苦悩が描かれています。
0066名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/28(金) 08:36:55.93ID:SPXtb7AF
3家族は同じ住宅に住んでいるということが共通点ですが、そんなに接点があるわけでもなく…
どの家族の物語の中でも、実際は起こっていなかったり、自分が思うほど相手はそこまで思っていなかったり、結局、相手を信じられないから、自分の中で悪い想像をして事態をより悪化させているように感じました。
そして、5年、またさらに5年と時が流れ、それぞれの家族の中での「しこり」も小さくなっていき…
ラストが近づくにつれて皆の表情も柔らかく…ちょっと希望が持てるような流れにホッとできました。そのまま前向きに進めばいいですが…


この作品のような人間の心の動きを深く描いたもの、面白くて好きです。
妄執、誘惑、孤独、妄想…それによってそれぞれがすれ違い、崩れていく…
どのような人間関係も相手あってのことだから、誰にでも起こり得る現象。なので、とても教訓になりました。
どの役者さんも圧巻な演技でしたが、私か注目したのはアルバロルヴァケル。「靴ひものロンド」での演技が印象的🥹✨👍
この女優さんは内に重たいものを抱え、それによって追い詰められ、壊れていく役か本当に上手い✨カラスが彼女の近くにいる部分など、ピッタリでした。
アンドレアの父を演じたナンニモレッティは作品の監督も勤めていて、ナンニモレッティの作品が他にも観たくなりました🥹
0067名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/28(金) 19:20:01.05ID:B1F0l3Nm
内容濃くてめっちゃ長く感じた。
それぞれの家族にそれぞれの問題があるけれど、時間とともにいろんな形で成長、変化していく。

ドラのシーンで何度か涙してしまった。
自分は究極の選択を迫られた時、どちらを選ぶだろうか。
考えただけでおかしくなりそう。
0068名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/29(土) 00:54:29.82ID:qUzxpfuk
同じアパートに住んでいてもよそのうちのことはまるで知らない。密室とも言える家庭の中で交錯する愛憎のお話。
緻密に出来ているとは思います(何様😅)
けど3つの家族の映像が小間切れに現れて、時間も5年後とか10年後とか。最初子どもだった子が十代になり大学生になり、赤ちゃんだった子が少女になり、混乱😔さらに老夫婦の孫もいて登場人物の名前が覚えられなかった😓
1階の夫婦が向かいの老夫婦に娘を預け、娘がじいさんに犯されたのでは、と検査で白と出てるのにしつこく疑い罵倒する父親は一方で老夫婦の孫(未成年・処女)の誘惑に我慢出来ず💦こいつはダメ🙅(この孫は何故このおっさんがそんなによかったのかナゾ)
3階の妻は洋服まで夫に選んでもらっていたのが(そんな人いる?)今までなら絶対着なかった華やかなワンピースを選ぶところの心の変化と新しい人生への第一歩、息子が幼かったころの留守電メッセージの声を聴き「可愛かった息子~」と涙する母親の悲しさ、最後の大人になった息子との和解の兆し、などにはジーン。彼女がだんだん魅力的になっていくのも良き。
2階のワンオペ育児の母親については夫の兄を出さなくてもいいような…あるいは兄は彼女の妄想なのかも。
ひと言で言えば「人間だもの…」な物語。3つの家庭にはほぼ交流はありません。
0069名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/29(土) 23:52:25.12ID:1sNdDkRU
3つの重い扉の奥の家族の物語

誰だって、ひょっとしたら見舞われるかもしれない家族の危機とそれを開ける3つの鍵についてのシリアスなドラマながら、最後までダレることなく進行して行きます

「即チェックメイト♟」がはじまりなんて!それでも否応なく人生は進みます
乗り越え難い究極の困難を、意志力や協力や勇気やまさかの弾丸で解決するような甘さはなく、時間の力を借りながらそれぞれが受け入れていく過程が親子の情を縦軸にドライに描かれていました

また「それぞれが恐れていること」の間接的な描き方が絶妙でハラハラしながら惹きつけられました
とくに優れていたのは、「こうしたら良いんだよ」というお節介とは無縁なところで、この作品には厳かな良心が輝いています

カラスのシーンは不気味ながらも美しく…赤ちゃんの手触りを感じるシーン…さらにシャルロッテの美貌も…何より役者の妥協のない競演という味わいがあります

ラストのにじむ涙に救われる思いでした
カチャリと鍵が差し込まれて…

秀作ですが
家族やカップルの娯楽向けではなく、大学生以上の大人向け


⭐ぜひ若いうちに観てほしい
 監督演じる父は裁判官ですが親子の関係は破綻していました
息子の心の傷は8歳の時に父から受けたもの…そこから断絶へと傾いていったはずです(早い!)
父の期待は、ついつい確執のムチになってしまいがちでは?同じ過ちを犯さないように…
0070名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/30(日) 09:25:45.52ID:+DwtS2Ou
どの家族も夫(息子も)に振り回されてて妻(娘も)かわいそうだった
イタリアの女の人は気性が激しいイメージがあった偏見でした

ある程度親交のある相手と頬でキスするのは文化なんだろうけど、わたしは生理的に無理だなとこの映画を通して気づいた
そのおじいちゃんのキス、そのおじさんのキス"安全"ですか❔の気持ち

マンション?のエレベーターが素敵すぎて住みたくなった
0071名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/10/31(月) 00:33:52.05ID:XP23rYfr
3つの家族のストーリーが、あまり絡むことのないまま、ある種淡々と進んでいくのだが、彼らに巻き起こる問題〜それによる苦悩、過った道の選択… などがけっこうヘビーなので、観るものにライトな緊張感を保たたせたまま、ニ時間に及ぶ群像劇は進んでいく。

そして、モレッティ監督はこの物語を、微かな希望の光を抱かせて終わらせたかったのだろう、最後の場面で、今までのモレッティ作品には無かったスウィートな優しさを湛えた閉じ方している。

それを、観たものそれぞれがどう感じるかによって、この映画の評価は分かれるのかも…。

しかし、
「それでも相手に心を開いてみる」という、やや甘めの最終的な母親のチョイスは、人間同士の「繋がれるツール」が過剰に存在していて、それ故に逆にキャパシティ・オーバーによるコミュニケイト疲弊している人の多い現代において、実はもっとも重要なことなのではないか、…と、考え直してみるきっかけになるような気がする。

何度苦悩と困難に満ちた関係に陥ったとしても大事な人と繋がっていたいという気持ちの尊さを、寡黙に、押しつけがましくなく、気づかせてくれる良い作品。
0072名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/01(火) 01:26:42.37ID:UYMEF3uQ
3つの家族のストーリーが、あまり絡むことのないまま、ある種淡々と進んでいくのだが、彼らに巻き起こる問題〜それによる苦悩、過った道の選択… などがけっこうヘビーなので、観るものにライトな緊張感を保たたせたまま、ニ時間に及ぶ群像劇は進んでいく。

そして、モレッティ監督はこの物語を、微かな希望の光を抱かせて終わらせたかったのだろう、最後の場面で、今までのモレッティ作品には無かったスウィートな優しさを湛えた閉じ方している。

それを、観たものそれぞれがどう感じるかによって、この映画の評価は分かれるのかも…。

しかし、
「それでも相手に心を開いてみる」という、やや甘めの最終的な母親のチョイスは、人間同士の「繋がれるツール」が過剰に存在していて、それ故に逆にキャパシティ・オーバーによるコミュニケイト疲弊している人の多い現代において、実はもっとも重要なことなのではないか、…と、考え直してみるきっかけになるような気がする。

何度苦悩と困難に満ちた関係に陥ったとしても大事な人と繋がっていたいという気持ちの尊さを、寡黙に、押しつけがましくなく、気づかせてくれる良い作品。
0073名無シネマ@上映中
垢版 |
2022/11/01(火) 16:58:48.84ID:f1k9S+PG
高級アパルトマンに暮らす人々。ある事故がそれぞれの家族にあったヒビを大きくしていく。一つの建物の中で、鍵のかかった見知らぬドアの向こう側で、それぞれが抱える家族の構造。

猜疑心や孤独感や抑圧や不破や欲望。顕れる様々な複雑な感情が描かれた脚本に目が離せない映画でした。ナンニ・モレッティ本当に流石だなぁと思った。
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