ディズニー実写版『リトル・マーメイド』、最新映像解禁 ヴィラン役アースラの姿も明らかに

ディズニーの名作アニメを実写映画化する『リトル・マーメイド』より、実写版のエリック王子とアースラが登場する最新映像が到着した。

1991年に公開されたアニメ『リトル・マーメイド』(米国では1989年公開)は、後に『アラジン』『美女と野獣』の誕生へと続いていく、ディズニーが第二黄金期へと進んでいくきっかけとなった重要な作品。さらに主題歌の「アンダー・ザ・シー」がアカデミー賞歌曲賞を受賞し、当時のディズニー史上最大のヒットとなったことに加え、作曲家のアラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、ディズニー・アニメーションの新たな歴史の幕開けとなった。そしてディズニーの礎を築いてきたとも言える本作の実写映画化が記念すべき100周年に実現する。

 解禁された映像は、ディズニーの大規模なオーディションにより抜てきされた新人俳優ハリー・ベイリーが演じる王女アリエルの美しい歌声から始まる。人間の王国の王子であるエリック王子(ジョナ・ハウアー=キング)と、海の魔女のアースラ(メリッサ・マッカーシー)の姿も初公開された。

アリエルが色鮮やかな青い海に漂うピンクのクラゲの中を泳ぎ抜け、海の仲間であるカラフルな魚たちとキュートにほほ笑みあう愛らしいシーンなど、アリエルが海での暮らしを楽しむ様子がうかがえる。相反して切なく響き渡る「パート・オブ・ユア・ワールド」が表すように、人間の世界への憧れを募らせていたアリエルは、人間のエリック王子との出会いによって、危険な冒険へと踏み出すのだった―。

 映像には、人魚の姿ではなくドレスをまとった人間の姿のアリエルとエリック王子が、互いに手を取り見つめ合う一場面も収められている。さらに最後には、触手を躍らせながら不敵な笑みを浮かべるアースラの姿と不穏な笑い声が…。アリエルを待ち受ける壮大な冒険と人間世界への希望を予感させる映像となっている。