願いを叶えたい魔人〈ジン〉と願い事のない物語論の専門家アリシアが紡ぐ愛の物語。

えーと、これすごく素敵な作品だと思うんです。でも....私、やらかしました😴

イドリス・エルバ演じる魔人〈ジン〉が呪いを解いて自由の身になるため、願い事のない学者アリシアにどうにか願い事をしてもらおうと三千年に及ぶ自らの物語を語り始める...というお話。

この魔人の物語を聞いているうちに、なんだか寝かしつけられてるような気持ちになったんでしょうね...すっごく気持ちよくなっちゃって(子どもか)

作品の中にいくつもの物語があり、そのお話をの数だけ色々な世界に連れて行ってもらえる。まるでワクワクしながらお話の続きを待つ子どもに戻ったような時間だったのは確か(だからやらかした)

私、小さい頃にずっとレコードでお話を聞いて過ごしてたんですよね(レコード...)
世界の童話や神話、おとぎ話が多かったかな?本を読むのも好きだったけど、お話を聞きながら自分の頭の中で色んな世界をイメージするのが大好きでした。
だからこの作品はそういう頭の中でイメージした世界の具現化みたいな感じですごくワクワクしながら観てたんですけど、あまりにうっとりしちゃってやらかしたという次第。

それぞれの物語の世界観、その美しい色彩や造形美、そこに乗る音楽がまたすごく素敵で、もう一度最初からしっかり観てみたい!
冒頭でも書きましたが、こんなセクシーな魔人います?!っていうジンを演じたイドリス・エルバ、そして物語を通して愛することを知るアリシアを演じたティルダ様。この2人が醸し出す雰囲気もめちゃくちゃ良くて。

物語を通して愛や世界を知る素晴らしさ。
人はなぜ物語を語り続けるのか...その理由が垣間見えたような気もするし、お話を聞くだけでなく目で見て物語を味わう、そんな体験ができる素敵な作品でした(ああ、何を書いても説得力に欠ける)機会があればリベンジします!