手変わりの解説には必要で今の1円銀貨の分類方法が詳細に記載されている。
2003年に初版が発行されて以来1円銀貨の解説書がないため、現在の分類方法がわからず不便ということと近代銀貨研究会に入会した人だけ新しい正確な分類ができるというのは腑に落ちない。
それこそ、コイン収集家を減らす要因になっているのではないかと考えたい。
コイン収集は個人の収入に合わせて無理のない程度で楽しめ他人に迷惑の掛からない趣味の一つだと考えている。
現在の手替わりがされた新しい分類方法がわからないのでは面白みが半減するし、分類方法を知るための情報収集する時間も余分に費やされることになる。
「日本の近代銀貨 第2部 50銭銀貨」で亀谷雅嗣氏も同様なことを述べられており、近代銀貨研究会に入会された方しか入手できないとすれば日本の収集文化の発展に寄与できる環境にあるとはいえないであろう。
加えて、暇があり資金も満足にあるという富裕層は非常に少ないと思う。