小売業世界最大手の米ウォルマートは傘下の国内スーパー大手、

西友を売却する方針を決めた。複数の流通大手や投資ファンドなどに

売却の打診を始めた。既存の小売り大手と米アマゾン・ドット・コムなど

ネット企業との競争が激しくなり、ウォルマートは世界的に事業の見直しを進める。

ネット通販を起点とした業界再編の波が日本にも及んできた。

ウォルマートは西友との資本業務提携を日本市場参入の足がかりにした(2002年東京都港区)

売却が実現すれば、売却額は3000億〜5000億円規模になるとの見方がある。

ウォルマートは日本市場から撤退する。日本の流通業界では

2016年のユニーグループ・ホールディングスとファミリーマートの

経営統合以来の大型再編に発展する可能性がある。

外資系スーパーでは仏カルフールが05年、英テスコが11年に

それぞれ日本市場から撤退した。