日立製作所が笠戸事業所(山口県下松市)で働くフィリピン人技能実習生を

解雇した問題で、日立は8日、年内に在留資格の更新を迎える計99人を

全員解雇する一方、日本にいる間は月給の6割(約10万円)を

補償することなどで実習生側と最終合意した。

笠戸事業所には実習生が約270人いたが、目的の技能を学べない作業をさせてきた疑いで

法務省などが検査中。国側が日立による技能実習を認めない行政処分をした場合、

日立は残りの実習期間約2年について基本賃金(月約14万円)の全額を実習生に補償する。