松下電器産業(株)は、1997年 12月度の“マスコミと松下が、

技術(テクノロジー)を語り合う会”(MMT会)を行なった。松下技研(株)社長や、

'96年に設立された松下技研・移動体通信研究所所長らが出席、

無線通信技術に対する取り組みをはじめとして、同社の概要や今後の展望を説明した。

ちなみに、“MMT”とはマスコミ、松下、テクノロジーの頭文字をとったもの。

MMT会では、同社が力を注いでいる無線通信技術が中心的な話題として取り上げられ、

社長は、「無線の周波数帯域は飽和状態にある。

高周波数の“ミリ波”に対応した通信技術に注目している。

これは30年前にも独自で試みていた技術で、

当時は実用化にこぎつけることはできなかったが、

再び日の目を見る可能性が高い」などと語った。