兵庫県は11日夜、発熱で医療機関に入院し、死亡した宝塚市の80代の男性が

新型コロナウイルスに感染していたと発表した。県内での死亡は初めて。

男性は伊丹市の介護施設「グリーンアルス伊丹」のデイケア利用者。

2月28日に発熱で宝塚市の医療機関を受診し、

3月1日に入院、同10日に死亡した。その後、検体を検査し、感染が分かった。

また新たに5人の感染が判明した。

死亡した男性と同じ施設のデイケアを利用していた70代男性

▽既に感染が確認された同施設利用者の家族で宝塚市に住む40代女性

▽同9日に保育士の感染が判明した神戸市東灘区の認定こども園「聖ニコラス天使園」に

勤める芦屋市の20代女性▽その女性の父親で同居する60代男性

▽同10日に70代男性医師の感染が確認された北播磨総合医療センター(小野市)で

働く同僚の50代男性医師。いずれも発熱し、肺炎症状が見られる人もいる。

一方、同センターも同日夜に会見し、同12日から同25日まで

外来、救急、入院の受け入れを中止すると発表。退院も延期する。

さらに11日中に施設内の必要な場所の消毒を済ませる。