北海道は13日、道内で、札幌市の7人を含む9人の感染が確認されたと発表した。

札幌市以外の2人は、岩見沢市に住む60代の男性会社員と、

石狩地方の80代の無職女性で、いずれも症状は軽い。このうち男性について、

道は、ドアノブなどを介した、接触感染の可能性があるとみて調べている。

道によると、男性は1日に発症。医療機関を受診後、勤務先と同じフロアにある

別の会社で感染者が出ていることが分かった。男性はこの感染者と濃厚接触はなかったが、

同じトイレやドアノブ、自動販売機などを使っていたという。

ただ、岩見沢市では、5月下旬に美容室でクラスターが発生するなど

感染確認が相次いでおり、道は、他の経路の可能性も含めて調べている。

石狩在住の女性は、家族から感染したとみられる。

札幌市の7人は、日中にカラオケができる「昼カラオケ」の

関係者を含む70〜80代男女。市によると、いずれも症状は軽く

感染経路不明は1人にとどまった。道によると、13日午後5時時点の

道内の感染者は、延べ1163人(実人数1146人)。

治療中の患者は、122人で、このうち10人が重症。

13日までに計91人が亡くなった。