京セラ、オプトレックス買収を発表 買収額は約200億円

2011/12/27。京セラは27日、自動車用液晶パネル最大手の

オプトレックス(東京・荒川)を、買収すると発表した。

投資ファンド、日本産業パートナーズ(東京・千代田)から全株式を譲り受ける。

買収額は、約200億円とみられる。来年2月1日に子会社にする。

オプトレックスは、自動車のメーター表示パネルや

スマートフォン(高機能携帯電話)用タッチパネルを製造。

2011年12月期の連結売上高は、約900億円の見通し。

国内外の従業員、6476人は、京セラが、原則引き継ぐ。

京セラはオプトレックス買収で、車載向け市場に参入する。

オプトレックスは旭硝子と三菱電機が、1976年に共同で設立。

自動車向けで先行してきたが、携帯電話向けが、韓国、台湾勢との競争激化で、採算が悪化。

08年から日本産業パートナーズ傘下で、再建を進めていた。