つづき


スマートはトランスファーファンクションでLにミージャメントマイク、Rにリファレンスラインなので、測定ディレイ入れずだと天然のディレイ分だけLのマイクが遅れてきてますので(この世にあり得ないほど綺麗に再生できてる環境なら)右肩下がりです

測定のためには天然のディレイをなかったことにしたいので、Rのリファレンスラインにディレイを入れて測定時差をなくしにいきます

測定時差ぴったり消したはずが、まだどこかの帯域が右肩下がりのままだとしたら、その帯域はLのマイクに音が遅れてきてるということが言えます
右肩あがりのとこが出てしまったら、その帯域はLのマイクに音が早く来てしまっている(笑)と言えます

測定ディレイをぴったり合わせたつもりが、まだ合わせられてないという可能性も考えないといけないし、ノイズや風による測定エラーかもしれないし、コヒーレンスのグラフもよく見てです

とにかく高周波側は位相の測定値の「度」はいとも簡単に動くということ
0.02秒のズレは、摂氏15度の気温だと1cm以下のマイク位置のズレなので(今ざっと計算しただけなので誰か検算おなしゃす)

反射の影響を受けにくく、雑音も少なく、帯域バランスの良い位置にマイク立てないといけないです

まともな温度計でちゃんと気温測ってスマートの設定に入力してくださいね
雨、風、セミ、屋根、壁、床、ぜんぶ邪魔です