「自尊心が傷つくから言いたくないが…」 W杯で韓国が痛感した日本サッカーとの差とは

「今や日本は韓国より進んでいる」。そう率直に感想を述べたのは、2010年南アフリカ大会で韓国代表を率いたホ・ジョンム元監督だ。
「東亜日報」のインタビューに答えた同氏が強調したのは、日本が育成年代から長期的な強化策を立てていること。
「気乗りはしないが、日本の方が上手いということを認めなければならない」と指摘。「ファンはあまりに期待が大きく、勝敗も重要だ。しかも韓日戦だと……」と目先の結果にとらわれてしまう韓国の世論に警鐘を鳴らした。
そして、このインタビューを担当した記者も同紙のコラムで「私が一番聞いて驚いたのは、ひどくプライドが傷つくので言及したくないが、今や日本サッカーが私たちより強いということだ」と言及。ホ氏は高校年代の強化の差が顕著であるデータも挙げながら「負け続ける韓日戦を見るかもしれないと、ゾッとする。いつか日本がW杯8強や4強に進出するのを羨み見物するだけになりたくないのなら、日本が今のように良くなった過程は必ず学ぶべきだ」と訴えた。