年末の踊り場はっつうのはよ、それぞれ地元の先輩後輩といった仲間どうしが
一堂に会し徒党を組んで繰り出すのが当時の習わしってもんだ。
店もいつもより混んでるから肩が触れたの足があたったの踊り方が違うのって
言う状況の中で一触即発の事態も生まれやすいが一年の締めにバチ当たりな行動を
するなと言うそれぞれ上からの指令でどこの地域の奴らも男の涙をのみおとなしく
楽しんで踊り納めに徹したもんだよ。