>>562
> 筒井康隆 「アホの壁」 新潮新書

これは読みましたよ
筒井康隆は小説だけでいいわと改めて思った
無駄に文章を書く必要はない
ほとんどが、フロイトやユングといった精神分析学の理論の請け売りめいたことや、引用だったりしていたわ
小説作品ではブラックユーモアや卑猥なこを沢山書く作家だけれども、やはり実際には糞真面目で誠実な人間だわね
でなきゃ、ここまで大物になれるわけがない

「教育の機会を平等に与えるべき」というのが、この本での最終的な主張だったわ
アホという話題から戦争発生の理論までテーマは結構広かったわ
最終的な意見としては凡庸だけども、読んで無駄だとは感じなかったわね

この後に筒井康隆の小説本を5冊ぶっ続けで読んだら流石に飽きが来た
そこで星新一の本を読んだら、新鮮味があって面白かったわ

筒井康隆は太宰治みたいに中毒になれる作家ではないわ
アクが強すぎる