日本農業新聞 - 豚コレラ追加対策 拡大防止 国主導で 農水省
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獣医師らで編成するチームは愛知県内での巡回を始め、愛知県単独でも現場に指導をしてきた。
ただ、改善状況を国と県が共有していない面もあった。現場実態をより詳細に把握し、着実な改善につなげたい考えだ。

 県北部の瀬戸市と県南部の田原市には距離があることを踏まえ、防疫作業者や資・機材が不足することの回避も重視。
防護服や手袋、長靴など国が備蓄する資材の供給や他県、国の獣医師を派遣して対応する。

 感染拡大の要因になっている野生イノシシへの経口ワクチンの効果をより高めるため、設置方法などの改善にも努める。
愛知県は29日、岐阜県は30日にワクチン回収を開始。今後イノシシがどれだけ食べたかや、ウイルスへの抗体を保有したかを確認する。
4月中旬以降に予定する2回目の設置に向けて、最適な場所の選定に生かす。