842 名前:名無しオンライン (スフッ Sd1f-1VhL)[sage] 投稿日:2018/08/03(金) 20:46:57.08 ID:KGrp7wZFd [3/4]
私がアークスになったのは、EP3のアップデート直後でした。
全てが初めてで、楽しさと困難があった日々。
初めて選択したクラスはバウンサーでした。
まず『ファンタシースター』という作品に触れたのは初めてで、当初はずっと迷っていたり、困惑していた覚えがあります。
そんな私を助けてくれたのは、今の私の憧れ。そして、今私がいるチームのリーダーでした。
クラスはブレイバー、装備は剣影を装備していました。
分からないことはリーダーに教えてもらっていました。
そんな日々の中、ある出来事が訪れました。
場所はナベリウス、森林探索。
あの時はレベルが全然上がっておらず、Lv.10を超えたくらいでした。
この森林探索で初めて、クエストをリーダーに手伝ってもらうことに。
先行して森林を走っていると、少し奥の方にエネミーが出現しました。
やってやる、という気持ちと、勝てるのだろうか、という気持ちを抱え、エネミーにむかって走ります。
その時、途轍もない速さで何かが、影が横をすり抜けていきました。
その影はリーダーでした。PA「アサギリレンダン」、一瞬でエネミーの目の前まで踏み込み、連撃を決めました。
その姿はエネミーの命を奪い、同時に私の視線をも奪っていきました。
――かっこいい。
私を追い越し、エネミーを葬ったあの一瞬の出来事。
あの瞬間から、私はリーダーに強い憧れをもつと同時に、カタナに惹かれました。
あんな風に動けるようになりたい、あの姿に追いつきたい。
そんな思いから始まったブレイバーとしての日々、ひたすらカタナを振り続ける毎日。
いくらカタナを握っても追いつける気がしない。それでもいつかあの人の隣で、一緒にカタナを握っていたい。
その想いを胸にブレイバーの、カタナの特訓を続けました。
そして今。
私は華散王を手に、森林を駆けています。
一緒にパーティを組んでいるのはリーダー。
オーダーを達成するべく、森林を走ります。
先に出発したリーダーは、私に「早く来ないと置いていくよ!」と言い走っていきます。
「今行くよ」と返し、その背中を追いかける私。