盛岡市 保健所 生活衛生課 食品衛生担当
http://www.city.morioka.iwate.jp/kurashi/pet/pet_kurashi/1001672.html

猫の歴史

猫は,人と共に生活するように家畜化された動物です。日本では,飛鳥時代や明治時代に
海外から多くの猫が輸入され,農作物や書籍を食べたり病原菌を広めたりするネズミを
退治するため,放し飼いにすることが推奨されました。
しかし現代では,ネズミが広めるペストなどの病気は流行しておらず,ネズミに穀物や
書籍をかじられることもほとんどありません。そのため,猫を放し飼いにする理由は
なくなりました。そして今,猫はネズミ退治のための動物から,
家族の一員であるペットへと変わりました。


室内飼い・外飼い,どっちがいいの?
「昔から猫は外で飼うものと決まっている」,「広い外に出られて猫が嬉しそう」といった考えは,
飼い主の思い込みや自己満足ではありませんか?

外飼いにはリスクがいっぱい!
猫は本来,待ちぶせ型の捕食動物で,行動範囲はそれほど広くありません。
屋外に出しても,行く場所はごく限られていて,気に入った場所で居眠りしている
ことがほとんどです。また,猫を外に出すことは,次のような危険にさらすことになります。
•交通事故にあう
•猫同士のけんかで負傷する
•猫エイズなどのさまざまな病気に感染する
•望まない繁殖をする
•ふん尿や車に傷をつけるなどの被害を他人に与え,それが原因で被害者から虐待を受けることも…
また,室内飼いの猫は,外に出る猫より約1.3倍長生きするといわれています。
猫の飼い主には,猫の健康と安全を守るとともに,周辺の環境への配慮が求められます。
猫を家の外に出さないことは,猫も飼い主も安全・安心で,
ご近所トラブルも防げる最良の方法ではないでしょうか。