アロエベラ (A. vera)
主に食用として栽培され、葉の外皮を剥いた葉肉(海綿状組織と柵状組織の部分)が使用されている。
ほぼ全種がワシントン条約で保護されるアロエ属にあって唯一栽培種として例外措置されている。
花は黄色で、葉は長く株の中心部の葉が成長し、外側の葉は成長に伴い枯死する。
寒さには弱い。食用ではヨーグルトに入れるほか、日本では刺身などにされる。
自生が少なく自然交配とする見解もある。

キダチアロエ (Aloe arborescens)
観賞用、食用として栽培される。「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がり
成長につれ枝は多数に分かれる。暖地では戸外でも育ち冬に赤橙色の花をつける。
葉の外皮は苦味が強いが、葉内部のゼリー質はアロエベラと変わらず苦味はない。
ワシントン条約によって輸出入は制限されている。