山陰道、山陽道、九州道、東九州道の結節点完結により関門の九州・中国地方交通・物流拠点化を取り戻す下北道路建設早よ早よ
下関北九州道路/計画段階評価の早期移行/18年度も調査継続
https://www.kensetsunews.com/archives/194903
北九州市と山口県下関市を結ぶ地域高規格道路として地元自治体などが期待を寄せる「下関北九州道路
」の計画段階評価の早期移行に向け、2018年度も概略ルート、構造形式、事業手法の調査を継続する
。17年度と同様に概略ルートと整備手法は福岡県、構造形式は山口県が検討を主導し、早期の業務
委託を予定している。業務規模は17年度と同程度を見込む。 福岡と山口の両県、北九州市、山口県
下関市、国、地元の経済団体で構成する下関北九州道路調査検討会が17年度にまとめた調査報告では
、概略ルートは山口県下関市彦島迫町付近〜北九州市小倉北区西港町付近を結ぶ約8qを推奨ルートと
した。18年度は地元住民や関連企業にヒアリングしルート案を具体化する。構造形式は、航路幅約
1. 2q以上の支間長が適用できる吊橋、NATMやシールド工法、沈埋工法によるトンネルが候補と
なっている。18年度は関係団体らにヒアリングし、施工性や構造、維持管理などの技術と代替性の
確保の観点で最適な構造形式を探る。整備手法は、有料道路事業を対象に想定するPFI的事業を検討
。17、18年度と2年連続で国土交通省の先導的官民連携支援事業の対象となり、900万円の支援
を受けることが決まっている。これを活用して官民連携事業に対する民間の意向を調査し、事業範囲や
役割分担、リスクなど官民連携事業をする上での課題を整理する。これまでのものも含め、調査内容は
計画段階評価の内容に及び、継続して調査を進めることで、計画段階評価にスムーズに移行できると
地元自治体はみている。17年度の調査業務は、概略ルートと整備手法を福山コンサルタント、構造
形式を長大が担当した。