福井県のプロジェクトは桁違いのレベルだな。
やはり政府機関・産総研航空宇宙部門の移転の影響は非常に大きい。
衛星、ロケット、それから福井空港のドローン基地化と面白いことになってきたぞ。


●4月から製造、来年カザフ宇宙基地で
2019年3月13日 午後5時00分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/814443

超小型人工衛星の2020年度の打ち上げを目指す福井県の県民衛星技術研究組合は3月12日、
県民衛星をロシアのソユーズロケットに搭載し、中央アジア・カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げると発表した。
同組合に所属し、超小型人工衛星製造のノウハウを持つ宇宙関連ベンチャー企業「アクセルスペース」(東京)と
共同で製造・運用する契約も締結。4月から部品製造や組み立てを進め、環境・動作試験を経て20年4〜9月に打ち上げる計画。

福井県庁で行われた契約締結式では、同組合の進藤哲次理事長が「組合が発足して2年半。
さまざまな企業の協力を得て着実に成果を挙げてきた」と強調。県民衛星の活用については、衛星が撮影した山、河川の画像を使って、
災害の予知に役立てたり、発生状況を知らせたりする防災システムを構築していくとした。
製造部門を担当する山田英幸専務理事は「(衛星の)量産に向けて県民衛星で実績を残したい」と抱負を述べた。

 県民衛星の製造を統括するアクセルスペースの中村友哉社長は「今後、数十機単位で量産していくのが世界の潮流になるが、
量産を成功させた企業はまだない。
我々と福井の企業でそのスタンダードをつくり、福井に世界中から衛星製造の注文がくるようになればいい」と話した。