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金沢フォーラス9店撤退 8月末、コロナで売り上げ激減
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e438bbe823ed1bfe93786dd22556021502da7b

金沢市の金沢フォーラスに入居する衣料品店や雑貨店など9店が、8月末でテナント契約を更新せずに撤退することが17日、分かった。

あるテナントの担当者は「新型コロナで売り上げが激減し、退店を決めた」としている。運営会社のOPA(オーパ、千葉市)は後継テナントとの調整を進めているが、コロナ禍でテナント側の出店意欲が下がっており、難航が予想される。
 金沢フォーラスには17日現在、衣料品や飲食など188テナントが入居する。

閉店するのは衣料品「カバン ド ズッカ」やうどん・創作和食「加賀旬菜くらぶ」などで、いずれも31日までに営業を終了する。オーパは、他の7店とは正式に退店の契約をしていないため、店名は公表できないとした。

 同社によると、金沢フォーラスに入居する多くのテナントは、年単位で契約しており、契約更新日は8月末の店が大半という。商業施設によっては改装で大幅にテナントを入れ替えるケースがあるが、今回の撤退は意図的な入れ替えではなく、同社は新型コロナの影響とみている。

 撤退を決めたテナントの広報担当者は「あと半年から1年は厳しい状況が続くと見込んでいる。金沢は北陸で一番大きい市場なのでコロナが落ち着けば再度、出店を検討したい」と話した。

 オーパを含むイオングループは、テナントの負担を軽減するため、テナントが最低限支払わなければならない「最低賃料」を3、4月に撤廃し、その後、新型コロナの影響で休業した期間中の賃料は無料にした。

 来夏には同じイオングループのイオンモール白山(仮称)が開業する。同社はグループ内でのすみ分けを図るため、ブランドの選定を進めている。
担当者は「コロナが落ち着かないと企業の出店意欲は戻らない。厳しい状況だが、お客さまに満足してもらえるテナントと調整を進めたい」と述べた。