2016年の春、人生2回目の一人暮らしを宮城で始めた。
夕食にサイゼリアに入り、楽しそうに団らんする家族がみな外国語をしゃべっているのに孤独を感じた。

姫路から来ている友人の遠藤君は漁師が勧めてくれる「コーヒーさ飲め」のヒアリングができず3回聞き直した。
「腰の??? 腰は大丈夫ですよ」
机にポンと置かれた缶コーヒを見て、それを勧められた事に気が付いた。

交渉時、「1シロの距離だべ」とクライアントが言った。
「どのような単位ですか?シロは何メートルくらいですか?恥ずかしながら存じ上げません」
どうやら1キロと言ったことに周回遅れで気付くと、周囲の地元社員は笑っていた。

東北に関し、関西人のわたしは率直に異国だと思う。

仲良くなった地元の社員には「パスポートがいるな」と言えるようになった。

言葉の壁は想像以上だ。
https://ameblo.jp/northriver123456/entry-12207618215.html