北陸3県で新幹線駅舎がある金沢など沿線4市や、敦賀延伸に伴う駅整備計画のある6市は、駅舎のない他市町村と比べ、財務状況がかなり悪いことが北陸財務局のまとめで分かった。

特に駅舎のある4市は、実質的な借金が月当たりの収入の何倍かを示す指標(実質債務月収倍率)が、駅舎のない自治体と比べ約1・6〜約1・7倍と高水準で推移。

財務局は過剰投資が自治体財政のリスクになり、行政サービスの悪化を招きかねないとして懸念している。

実質債務月収倍率は各市町村の借金から貯金を差し引いた「実質債務」が、月当たりの収入の何カ月分あるのか