東京圏の人口増加数、
外国人が日本人上回る 総務省


総務省が5日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(2020年1月1日時点)で、東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)の外国人を含む人口は3675万4193人と前年比で0.37%増えた。
外国人の増加数が大きく、調査対象に加わった12年度以降初めて日本人を上回った。

日本人人口は19年は1都3県とも増加したが、20年は埼玉、千葉両県が微減だった。東京圏の増加数は0.19%増の6万7301人で、増加率は年々縮小している。

一方、外国人は1都3県ともに増加し、東京圏全体の増加数は6万8161人と日本人を上回った。
増加率も6.23%と高水準を維持している。
国内に暮らす外国人のうち、東京圏が占める割合は4割を上回る状態が続いている。

市区町村別の日本人の増加数は東京圏では川崎市(9864人)が最も多く、さいたま市(9636人)、東京都世田谷区(6924人)が続いた。
外国人の増加数は横浜市(6501人)が東京圏トップだった。海外からの企業誘致などの取り組みが影響している。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO62324060V00C20A8L83000?s=1