「加賀乞食」という言葉があります。 石川家の県民性は貧乏になったとき物乞いをして生活をするという県民性を表したものです。
(余談ですが、その前後には「越中強盗」、「越前詐欺」という言葉があり、富山は強盗してでも生きる知恵があり、福井は詐欺をしてでも生きる知恵があるということに対して対比したものです)

その由来は越中・富山県人は、「抜け目なく勤勉」と「加賀の搾取に耐え抜いた向上心」。たくましいということで越中強盗となった。
 加賀・石川県人は、「穏やかで文化的な暮らしを好むが、決断力や気概にかける」いざというとき、どうすればいいのかわからず、結局何もせずにいる。決断力、行動力に乏しく額に汗を流して働くだけの気概がないので加賀乞食になるしかない。
 越前・福井県人は、「保守的で争いごとが嫌い。目端がきいて商売上手」。情報に敏感で、したたかだから、商売はうまいので越前詐欺になった。すべて江戸時代の話だが、福井県知事の原発に関する国との駆け引きを見ていると今でもかなり当たっている。