>>17
知らなかった
アイミーブってこんなに高かったのかw
確かにこれは売れないわな

実用化に成功したとも言える
三菱自慢のEV、i-MiEV(アイ ミーブ)
 500万円近い高額とはいえ、現実的な電気自動車として登場した三菱のi-MiEV(アイ ミーブ)。量産化前提というのも画期的なことである。市販化前から日本だけでなく、世界の各官公庁やイベントで使用され、その名前は十分に浸透していた。見ために関してはベースのi(アイ)と異なるところはなく、専用の2トーンのカラーリングやLEDのヘッドランプやリヤコンビランプを装備している程度だ。さらに給油(充電)口が両側にあるのは電気自動車のi-MiEV(アイ ミーブ)ならではの装備だ。
 電気自動車化されたのは、そもそもRR(リヤエンジン)を採用しているi(アイ)のパッケージングが優れているからといっていいだろう。具体的に見ても、まずモーターとミッション(1速固定)はエンジンがあるラゲッジ下。三菱自動車/三菱商事/GSユアサの3社による合弁会社「リチウムエナジー ジャパン」が製造を担当したバッテリーはエネルギー密度に優れるリチウムイオンバッテリーとし、88個のセルを直列につなげることで、高主力を確保する。さらにこれを床下に置くことで低重心化が進み、走行安定性の向上にも貢献している。
 だから乗り心地はドタバタすることなく、かなりしっとりした感じ。RRの欠点ともいえる高速でフロントが軽くなる感じも解消されている。今回の取材では満充電で100km少々は走った(10・15モードは160km)が、エンプティ手前になるとかなりドキドキしてしまった。充電機能(100Vでも3ピンタイプ)があればというのが前提となるが、逆に近所への足程度の使い方でマメに充電できるなら、十分すでに現実の乗り物になっていると言っていい。価格に関しても、補助金を利用すれば200万円台もあり得る(自治体によって補助金額は異なる)のだが、結局は企業や官公庁向けか。

[エコ&燃費]
電気をどう作るかなど間接的な部分は別として、一切化石燃料を使用しないだけに、エコ度は満点に近い。ただ、燃費にあたるバッテリーの性能がもう少しよくなるか、急速充電機の設置を促進しないと実用性が高まらない。

[安全性能]
基本的にはベース車のi(アイに)準ずると考えていいだろう。ちなみにバッテリーが爆発するなどの危険性についてはしっかりと配慮されており、衝撃を受けても問題はない。

[取材時実測燃費]
?km/L(満充電で約100km)

[充電時間の目安]
普通充電(100V):約14時間(満充電)
普通充電(200V):約7時間(満充電)
急速充電(三相200V):約30分(80%)

[電気代の目安]
約400〜500円/回
電力料金目安単価(2009年6月時点):約22円/kWh(社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会)
※電力会社の契約内容・料金プランによっては、夜間時間帯による充電などで、さらに電気料金が安くなるケースもある。


[三菱 i-MiEV価格帯]
459.9万円
※経済産業省から2009年度139万円を上限に補助金が交付。ほか補助金が出る各地方自治体もあり