民進党では、蓮舫氏の辞任に伴い、代表選が8月21日から始まりますが、枝野幸男氏と前原誠司氏の争いです。
 大きな争点は、来たるべき衆議院議員選挙で野党4党との選挙協力のあり方です。

しかし、ここに来て、前原氏が180度、方針を変更したと報じられています。
「小池新党との連携「あり」 前原誠司衆議院議員」

ここで上げられている政策は、目を疑いたくなるようなものばかりです。

若い世代への社会保障を再配分を行うが、財源は消費税増税。
小池新党と協力関係を模索する。
改憲の議論は進める。

消費税増税は、前原氏のかねてからの主張ですが、今この時期に主張しようとは思いもしませんでした。
改憲も同様で、これでは自民党との政策の違いなど全く出てきません。

ここにきて大きく変化したのは、民進党内の保守系がなお小池新党との選挙協力の可能性を夢見ているからです。

小池氏の側近の若狭勝議員が日本ファーストなる新党を立ち上げると言い出したことが、民進党議員を浮き足出させているという状況です。

現時点では、前原氏が議員票で一歩リードと報じられています。
民進党内の保守派が前原氏に流れ込んだという構図ですが、小池新党との可能性に期待が大きいからと思われます。

離党した1人の細野氏が新党を作るなどと言っていましたが、その細野氏が小池新党に急接近しているのも、結局は1人では何もできないからですが
他の民進党内保守派も多かれ少なかれ、同じような発想だということです。

こうした党内の保守派の願望を取りまとめようとしているのが前原氏ということになります。
小池新党の登場により、その御利益を預かろうというものです。

しかし、民進党も末期的です。都議選において蓮舫氏が小池新党(都民ファースト)に接近したものの冷たくあしらわれていたことを忘れたのでしょうか。
小池新党も似たり寄ったりで東京だから求心力を発揮したものであって、他の地域では維新の会以上のものになりうる要素が全くありません。

小池新党に期待することは、無駄どころか、民進党は壊滅するでしょう。小池新党自体がイメージ先行の
中身のない泥船だからです

日本ファーストという泥船に乗ろうとする前原氏や保守系議員たち。本気で選挙を戦おうというのでしょうか。

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