安倍総統は都合の良いデータを基に、実態とかけ離れたウソを繰り返していたのである。
そもそも、「裁量労働制」が適用されれば、長時間労働になることは常識中の常識である。
政府が根拠とするデータの不可解な点に、加藤勝信厚労相はシドロモドロになり、
「データの精査をしている最中です」と釈明するのが精いっぱいだった。

「きちんとデータを精査してから答弁するのは基本ですし、
都合の良いように調査を解釈するなんて、もはやデータの“捏造”ですよ。
オドロキなのは、最低賃金で働く方や契約社員に『裁量労働制』が適用された場合に、
最低賃金を割り込む可能性について、政府が『違法ではない』と言ったこと。
法案が通ったら、最低賃金法違反がまかり通る世の中になりかねません」

 これじゃあ、労働者全員「蟹工船」送りだ。