>>381
いわゆる性道徳や性的退廃の概念は、科学や唯物論や社会主義理論そのものではなく宗教に由来する価値観であることに一応の注意は必要やろうねぇ。

もちろん、人権擁護や平等と搾取根絶などの社会主義思想と両立しなければおかしい。この観点で一夫多妻や売春産業、性風俗やポルノ産業の蔓延は好ましくないのは明白となろう。
ただ現代社会における性道徳などの価値観をそのまま全て当てはめるのが未来社会論において適切であるかは一定の疑問を持ち、科学的な視点も重視しながら社会全体の利益ともバランスを保ち考察するほうが歪みは少なくなるのではないか。

ワシは、一例として『互いに納得と合意のもと多夫多妻』を実現した場合など個人レベルでは大きな問題も人権侵害もないのではないか、しかし社会制度全体としてこれがどのような問題を引き起こす可能性があるか等の、
【仮定と議論】をおふざけではなく真剣な論点として取り上げるのも様々な社会形態の在り方を模索する上で必要有益だと思う。

何事もタブー視したり疑問を持つこと自体を遠ざけるのは、思考停止や息苦しい方向に向かいやすい。たまには退廃とは何か、性的な欲求とは何か、そういう根本も見つめる時間が人には必要なんではないかと。