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参院選 自民 広島で2人目擁立へ…2人区 茨城では見送る方向

 自民党は、夏の参院選広島選挙区(改選定数2)に2人目の公認候補を擁立する方針を固めた。全国に4ある2人区のうち、自民が今回の参院選で2人の候補を立てるのは広島が初めて。

 複数の党関係者が明らかにした。広島選挙区では、自民が6選を目指す現職の溝手顕正氏(76)を公認済み。
野党は国民民主党の現職や共産党新人が立候補予定で、立憲民主党も候補擁立を検討している。
自民候補は2013年、16年とも2位に2倍以上の得票でトップ当選しており、党幹部は「野党の票が分散すれば、自民で議席独占が可能」と踏んでいる。

 自民2人目の候補をめぐっては、無所属の薬師寺道代参院議員(54)(愛知選挙区)が「国替え」で出馬する案があるほか、広島県議の河井案里氏(45)も取りざたされている。

 自民は改選定数2の茨城選挙区でも2人目の候補擁立を検討したが、県連が強く反対したため、見送る方向だ。