立憲、参院選公約作り本格化=「ボトムアップ」重視
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190414-00000004-jij-pol

立憲民主党は夏の参院選公約作りを本格化させた。

 今月2日に党公約となる「立憲ビジョン2019」の策定委員会を設置、11日から党内論議を開始した。作成に当たっては一般党員らの声を広く公約に反映させる「ボトムアップ」を重視。6月上旬の完成を目指し、作業を加速させる。

 11日の第1回会合で、公約策定委の長妻昭委員長は「ボトムアップで国民の意見を聞き、果断に打ち出すプロセスをたどりたい」と強調した。

 会合では重点分野などについて意見交換。出席者からは、小泉政権の郵政民営化を引き合いに、「単に政策を訴えるだけでなく、覚悟とセットであることが大事だ」との声が上がった。

 立憲は昨年11月以降、各地で50〜200人規模のタウンミーティングを開催している。今月上旬には一般党員に当たる「パートナーズ」向けにウェブアンケートも実施した。こうした取り組みで集まった声を公約に取り入れたい考えだ。

 勝負を左右する改選数1の「1人区」が地方に多いことを踏まえ、政策の柱には農林漁業分野を含める方向だ。安倍政権の看板政策「アベノミクス」の対抗軸となる経済・社会保障政策も打ち出す方針。原発ゼロも訴える。