参院で維新に統一会派打診 国民民主は補完勢力まっしぐら
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259324

「国民民主の参院幹部は安倍自民と握ったに違いない」(永田町関係者)
との見方

“官邸支援”で頭が上がらない

 対峙すべき自民と握ったのは、21日投開票された参院選・静岡選挙区で、国民民主の榛葉賀津也参院幹事長の陣営が、
菅官房長官の“テコ入れ”で立憲候補に勝利したことが原因とみられている。榛葉陣営への「官邸介入」については、地元紙も1面トップで報じていた。

「榛葉さんは参院国民民主で国対委員長、幹事長を歴任した“ドン”。そんな幹部が『自民の支援で勝たせてもらった』とは一大事です。しかも、立憲の候補とは14万票もの大差がついた。
選挙序盤は僅差で並んでいたのに、後半になってドーンと伸びた。出口調査では自民支持層の約2割の票をもらっていた。榛葉さんはある意味“見事な勝利”を飾らせてもらったわけです。
もはや、参院国民民主は官邸と与党に頭が上がりません。将来的に補完勢力になるのは間違いないでしょう。党内はバラバラですよ」(国民民主党関係者)

「玉木雄一郎代表は、直後に火消ししたものの『改憲すべき』とネット番組で発言。
維新との統一会派構想にしてみても国民民主は基本方針が根底から崩れかねない状況で、
支援者が困惑しています。
結局、与党でも野党でもない『ゆ党』になり、最終的に与党に加わろうとしているのではないか。参院選の総括もロクにしないわけですから、今後、党内で“玉木降ろし”や内ゲバが始まってもおかしくありません」(角谷浩一氏)
党は雲散霧消必至だ。