読売も来た

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190806-OYT1T50225/

国民民主党の玉木代表は6日、立憲民主党の枝野代表から衆院の立民会派への合流を打診されたことを受け、参院でも同一会派を組むべきだとの考えを強調した。参院での会派合流には両党内に異論があり、玉木氏の逆提案が実現するかどうかは見通せない。

 玉木、枝野両氏は6日、広島市でそれぞれ記者団の取材に応じた。玉木氏が「衆参一緒に(会派を)やろうと呼びかけている」と語った一方で、枝野氏は「途中経過で様々なことを言うのは避けるべきだ」と述べるにとどめた。

 立民は7月の参院選で国民との差を広げ、参院における野党第1会派の地位を確立した。現状でも国会戦術の主導権を握れるだけに、国民と一つの会派になればかえって「余計な口を出される」(参院中堅)との懸念が強い。

 参院選をめぐる遺恨も残る。静岡選挙区(改選定数2)で、国民の榛葉賀津也参院幹事長に対して立民が新人をぶつけ、両党は激しい戦いを繰り広げた。国会戦術で立民と対立してきた榛葉氏を「落選に追い込む」(立民幹部)ためだった。国民幹部は「感情的なしこりは修復不可能だ」と憤る。

 比例選でも両党は票を奪い合い、立民が8議席を獲得したのに対し、国民は3議席にとどまった。国民内からは「参院選直後の会派合流など絶対に無理だ」(ベテラン)との声が出ている。