世界中で起きている子宮頸がん発生率の異様な推移
http://promea2014.com/blog/?p=7236&;

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)による妊娠低下の可能性
http://promea2014.com/blog/?p=6993

HPVワクチンをめぐっては、コクランで問題が起きています。以前の記事
「日本人がまたもノーベル賞 でも、どうしても疑ってしまう」の中でも
少し触れていますが、ことの発端はコクランが昨年発表したHPVワクチン
に関するシステマティックレビューでした。(原文はここ)(日本語の要
約はここ)

「その結論として、15〜26歳時にワクチン接種を受けた若年女性および成
人女性に対して、HPVワクチンが子宮頸部前がん性病変を予防することを
示す確実性の高いエビデンスが存在する。同じ集団でもHPV既感染女性で
は、この予防効果が低下する。子宮頸がんに対する影響を評価するには、
追跡調査期間をさらに延長する必要がある。ワクチンによって、重篤な有
害事象、流産または妊娠終結が生じるリスクは増大しない。」

としています。しかし、このレビューの著者の多くがHPVワクチン製造企
業から金銭を受け取っており、直接利益相反があったという情報があるの
です。また、コクランはHPVワクチンを推奨するビルゲイツの財団から資
金提供を受けているようです。

さらに通常はくまなく論文を検証するはずのコクランが、今回のレビュー
では半分近くの研究が除外されていたのです。

以前の記事「研究の結果はスポンサーが決める?」「臨床試験は製薬会社
の思いのまま? 論文より自分を信じよう」などでも書いたように、研究
の結果はスポンサーが握っています。エビデンスはこのように操作すること
が容易です。

判断は自分でしなければなりません。エビデンスやマスコミを鵜呑みにし
ない方が良いでしょう。