映画『Fukushima 50』はなぜこんな「事実の加工」をしたのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200306-00070707-gendaibiz-movi

 これは、一種の「戦争映画」だ。

福島第一原発を戦場として描き、吉田所長以下の職員たちを兵士として英雄的に描く。

 娯楽映画として、よくできている。

 原発のプラント内の再現度が高い。といって、私自身が実際の原発を見ているわけではないので、どこまで再現されているかは確証できないが、リアルに感じた。

 凄まじい事故だということ、原発内部の構造がよく分かる。そして、現場の職員たちの危機感もよく伝わってきた。
よくぞ、日本は無事だったと思う。

 しかし、大きな問題のある映画だ。

 「総理」は混乱の元凶のように、描かれている。