自民党内で菅政権を見限る動き 菅&二階では選挙を戦えないの声
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c8ad18ffb78d96bbb5c7eee0dc919e1a435f304

週刊ポストでは、政治ジャーナリスト・野上忠興氏の協力で衆院の全選挙区と比例代表の選挙予測を行ない、
自民党にとって最悪ケースでは、★ 53議席減で過半数割れもあり得ると報じた。
実は、自民党もこの年末年始にひそかに世論調査を行ない、全小選挙区の情勢を調査していた。自民党選対関係者が語る。
「全体の結果は菅総理と二階俊博・幹事長らごく一部の幹部にだけ報告されたが、
現段階でも★ 小選挙区だけで40議席くらい減らす可能性がある。
各議員にはそれぞれの選挙区の情勢が伝えられ、どんな手を使っても挽回しろとムチが入っている」
苦戦を知らされた議員たちは、票が取れるなら、総理批判であろうとなりふり構っていられない。自民党の大臣経験者が言う。
「衆院選を巡る状況は、追い込まれ解散で自民党が大敗した麻生内閣の時(2009年)にものすごく似てきた。
コロナ対応が後手後手に回り、地元を回っても“今頃緊急事態宣言なんて何をやってるんだ”と言われ、強い逆風を感じる。
支持率はもっと落ちていくだろう」
菅首相への党内からの批判も今後増えるという。
「選挙が終われば総理は代わる。ポストが欲しいベテランも選挙が厳しい若手も、菅さんの顔色を窺う必要はなくなった」


二階幹事長ら自民党3人組 「菅降ろし」の時機を見計らっている
https://news.yahoo.co.jp/articles/7823c537b28882018b252c9668348a96500c1e01

「長野は雄一郎氏の弔い合戦で、後継候補が出馬すれば勝利の可能性が高い。
北海道2区もスキャンダル批判で自民党に勝ち目はないでしょう(その後、1月15日に自民党は候補擁立断念を表明)。
連敗すれば党内から“菅義偉・首相では総選挙を戦えない”という声が噴き出し、政権の致命傷になり得る」

★“政権の余命は3か月”というわけだ。
そうした“菅降ろし”のタイミングを虎視眈眈と見計らっているのが、
二階俊博・幹事長、林幹雄・幹事長代理、森山裕・国対委員長の「3人組」だ。
昨年の総裁選では、菅氏を総理・総裁に担ぎ上げる原動力となった。
ところが、昨年12月のステーキ会食が批判されて以来、頻繁だった3人組と菅首相の会合がパッタリなくなった。
政治ジャーナリスト・角谷浩一氏が指摘する。
「菅首相は支持率急落に合わせるように3人が自分と面会しなくなったことに、
“菅降ろしに動くつもりなのでは”と疑心暗鬼になっているようです。
二階さんは菅政権の生みの親ではあるが、菅首相の続投にはこだわらない。
野田聖子氏を幹事長代行に抜擢し、石破茂氏についても『まだ可能性はある』と発言するなど、ポスト菅候補2人を手駒にしている」
自民党内は、キングメーカーの二階氏ら3人組がどんなタイミングで動くかに注目している。

「もちろん、菅政権の“大幹事長”として好き放題に権勢を振るってきた二階さんへの不満も党内には根強くある。
下村博文・政調会長がわざわざテレビ番組で、3か月後の補選で2つとも負けたら『政局になる可能性もある』と言及したが、
政局となれば選挙の責任者である幹事長は当然、総理と一緒に退場してもらうという話になる」(自民党関係者)
自民党内の醜い権力闘争というわけだが、もはや菅首相にそれを抑える力は残っていない。
国民の信を失い、支える味方もいなくなった総理大臣には退場してもらうほかないのである。