古くから日本人にとって切っても切り離せない文化である「お彼岸」だが、実は仏教用語でサンスクリット語の「パーラミター」という語を意訳したものと言われている。
「パーラミター」を音写すると「波羅蜜多」。般若心経冒頭のくだり「般若波羅蜜多」はあまりにも有名だ。
この「パーラミター」、もともと「完成する、成就する」などという意味を持ち、特に仏教においては欲や煩悩、苦しみに塗れた輪廻の世界を脱し、
迷いのない悟りの境地に至ることを表す。これが日本古来の自然観や先祖崇拝と融合し、
私たちの生きる世界をこちら側の岸、すなわち「此岸(しがん)」、亡くなったご先祖様の生きる世界
を「彼岸」と考えるようになった。つまり、太陽が真東から上り真西へと沈む春分、秋分の日には、
彼岸と此岸とが通じやすくなると考えられ、供養をすることで
\先祖の冥福を祈り|  うるさい黙れ   |いつか迷いのない此岸に到達できるよう願ったのだ。 /
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄に
                       ∨      (゚д゚ )
                      <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                    /<_/____/ < <