粗雑な意見だ。

マルキシズム法学とは社会の発展法則に関する科学(唯物史観)を基礎としつつ、
他方でそれを取り込み理論化するというよりもそれを前提にして
法律の内容や判例法理を批判してきたという面が強い。

換言すれば、理論的深化よりも実践的克服に重点がおかれてきたということである。
それゆえに、資本による利益至上主義の弊害である公害や原発等の問題にも積極的に関与してきたのである。