>>34
>絶対核家族においては、子供は大人になれば、家を出て、別の場所で
>独立して、親とは別のことで生計を立てていかなければならず

これは違うとおもう。イギリスもアメリカも近世までは社会の中核を担うのは農業生産者だった。イギリスのばあい、海賊や軍人として土地から引き離されて生活するようになる国民が増えたのは1600年代以降だし、産業革命を経て国民が都市や炭坑に集住するようになったのは1800年代以降、アメリカだって1800年代までは最初の移住者はまだしも二代目三代目の農業従事者は父親の農場を引き継いで稼業していたわけだから<絶対核家族>なんて家族モデルで創造的破壊をアングロサクソンに結びつけることはできんよ。創造的破壊は絶対核家族と有意に結びついていたとしてもそれはアングロサクソンの固有の文化ではなく、単に産業の発展段階において土地相続から追放されて独自に新分野を開拓していかざるをえなくなった結果であるのなら、おなじことがフランスやドイツ、日本や中国でおこらない道理がない。