精密採点の歴史から言えば
1でも2でも演歌歌手が低い点が出てしまって、
信ぴょう性が疑われていた。

では演歌歌手の歌い方でなぜ低い点が出てしまうかといえば、
意外とガイメロの音程に合わせて歌ってこないことと、
抑揚をつけてくること、発声の良さは折り紙付きだから、
音程に対する配点の比重を小さくし、抑揚に大きな加点をするようになった。

そういうのってその場しのぎだとは思うけど、
それである程度演歌歌手でも高めの点が出るようになり、
なんとなく歌の上手さを測れてきているのではないかという風潮になった。

そこに現れたのが、何の工夫もなくガイメロに音程を合わせ、
不自然な抑揚をつけ、安定性を稼ぐために過剰にビブラートをかける、
特殊歌唱のやからだった。

そんなものを評価するために作った採点ではない
っていう気持ちは、まあわかるね。