第62回有馬記念」(24日、中山)の公開枠順抽選会が21日、東京都港区の品川プリンスホテルで行われた。
歌手・北島三郎(81)が所有するキタサンブラックは最強2番枠をゲット。
クリスマスイヴの頂上決戦に向け、勝利をグッと引き寄せた。

昨年に続くファン投票1位のキタサンブラックは1枠2番を引き当てた。
最内枠から2着に粘った昨年に続く好枠に、清水久調教師はニコニコ顔。
「いいところですね。6回もコーナーを回らないといけませんから、外よりは内の方がいい」と喜んだ。

清水久師は作戦に関してはジョッキー(武豊)に一任していると強調したうえで
「雨は降らないようですし、いい馬場でやれそうですね」とイメージ。
この日、軽めの運動で体をほぐした昨年の年度代表馬。「何も問題はないです」と改めて厚い信頼を口にした。

しかし盛り上がるキタサン陣営とは裏腹に、現場で働く競馬関係者の目は冷ややかだ。
ある調教師はこう語る「ここまでやるのか、という気持ち。そりゃJRAからすればサブちゃんの馬が勝てばマスコミが大々的に報道してくれるから
宣伝効果は凄いんだろうけど、ここまで露骨だとね・・・」と不正を確信していた。
もはや偶然ではすまされないレベルの強運。内枠なら必ず勝てるわけではないが、コースによってはかなり有利に働くのも事実。
クリスマスイヴの中山に、再び「まつり」が響き渡る。