曹操は、荀ケが容器が空だと返答すれば、「そんなわけがなかろう、無礼者め」と
咎めて処罰し、さりとて礼を言えば、「実は中身を入れ忘れたのだ。
それにも関わらず受け取ったかのような嘘を申すとはけしからん」とこれまた処罰する魂胆でした。
荀ケは、もはや自分が用済みと悟り知恵者らしく先回りしてもっとも屈辱が少ない方法を選び毒を飲んで死にました。