武豊火力発電所 起工式

「中部電力」が愛知県武豊町に計画している石炭火力発電所の建設工事が始まり、30日関係者が出席して起工式が行われました。

中部電力は、愛知県武豊町にある老朽化した武豊火力発電所の1号機から4号機をすでに廃止し、新たに石炭を燃料にした5号機を2022年3月までに建設する計画です。
30日は、建設予定地で工事関係者など100人が出席して起工式が行われ、中部電力の勝野哲社長が「石炭火力は発電時に二酸化炭素が多く発生する弱点はあるが、経済性に優れている。
環境負荷を低減しながらしっかり活用したい」とあいさつしました。

新たに建設される5号機は、課題である二酸化炭素の排出量を削減するため、石炭に加えて木材のバイオマスも燃料とし、2つの燃料を混ぜても効率良く発電できるよう最新鋭のボイラーを導入しているのが特徴です。
中部電力では、今年度中に、老朽化した四日市火力発電所の3号機と三重県尾鷲市の尾鷲三田火力発電所も廃止することにしていますが、今後、新たな発電設備の建設を進める方針です。

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180530/5095841.html