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JRA馬事部の伊藤幹(もとき)副長は
「イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。 これまで日本では使われていなかったが、
今後使用される可能性が非常に高い。
1、2カ月の間に決めたい」と早急な決定の必要性を認めた。
主にぜんそく治療に用いられるイプラトロピウムは昨年の凱旋門賞後にディープインパクトの体内から検出され、それが原因で失格処分が下された。
日本国内では、動物用としては流通していなかったため禁止薬物リストに 入っていなかったが、失格騒動で認知度が高まり、全国の主催者が対応を迫られた。
すでにJRAの薬物検査機関である理化学研究所では検査法確立へ準備を進めており、
獣医師へも今後の使用に関して注意を呼び掛けている。
あくまで競走能力向上を目的とする使用を禁じるもので、治療目的であれば使用可能。
体内に残留していない状態でレースに出走する限りは、何ら問題はない。

当時のJRAのお話。