今週の『覆面記者の耳よりトーク』は阪神JF。
2歳女王候補にはクロノジェネシスを推す声が多かった。
一方で“消し”はシェーングランツ。
初の長距離輸送に加え、展開的にも差し届かないケースも…という見方があった。

 記者A キャリアの浅い2歳牝馬戦。何が来るかわからんな。

 記者B 人気の差ほど実力差はないですからね。ここ2年は平穏ですが、2012年には3連単が300万円を超えたこともありました。

 記者C その見方からするとシェーングランツは“消し”かもしれません。Q助手は「前走は確かに強い内容だった」としながらも「2歳牝馬に初の長距離輸送はきつい。環境の変化にイレ込むシーンも考えておいた方がいい」と続けました。

 記者D 展開的にもどうやろ。先週の阪神は開幕週らしく逃げ、先行馬が圧倒。今週も前が残りそうで、騎手経験のあるZ助手は「4コーナーで前を射程圏に入れなきゃ、厳しいだろう。早めに動いていって、今までのように弾けるかは何ともいえないんじゃない」と指摘していた。

 記者A 逆に評価が高かったのはクロノジェネシス。
P騎手は「前回の上がり(3ハロン32秒5)は強烈でした。しかも直線で外に進路を切り替えながらのものですからね」と評価していたで。

 記者D 前に行く脚もあるから、今の馬場もよさそうやね。あと穴っぽいところはどうかな?

 記者B メイショウケイメイはどうでしょう。
厩舎が近く、普段の運動を見ることが多いR厩務員は「新馬の頃より、よくなっているよ。たくましくなって、バネが強くなった感じ」だとか。

 記者E 抽選突破組ではタニノミッションが注目を集めていますが、トロシュナも怖いですよ。
P助手は「1週前追い切りをしてから、硬さが取れてきたような感じがする」とポツリ。抽選に外れたら中京(つわぶき賞)に回る予定だっただけに、“直前輸送”仕様の仕上げでアッといわせるかもしれません。